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TVシリーズ『SHERLOCK/シャーロック』のチームが『ドラキュラ』の新シリーズで再結成

ガジェット通信 / 2017年6月22日 21時0分

英BBCの大ヒット探偵TVシリーズ『SHERLOCK/シャーロック』の脚本家とプロデューサーたちは、作家ブラム・ストーカーの往年の小説『吸血鬼ドラキュラ』をもとにしたTVシリーズでチームを再結成する。マーク・ゲイティスとスティーヴン・モファットが同シリーズの脚本を手がけ、スー・ヴァーチューが率いるハーツウッド・フィルムズがプロデュースする。

ゲイティスとモファットは、現在各々のプロジェクトに取り組んでいるため、同シリーズの製作の本格的にはまだ始まっていない。しかし、英国内での放送権を持つBBCとの協議は既に行われている。BBCは『SHERLOCK/シャーロック』のシリーズで大成功を収めた。

『ドラキュラ』は長編エピソードをミニシリーズで放送した『SHERLOCK/シャーロック』と同じ形式を予定している。

『SHERLOCK/シャーロック』でホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチは、国際的なスターダムへとのし上がった。『ドラキュラ』の脚本はまだなく、出演者の情報もない。

英国の製作会社ハーツウッド、米国内外のパートナーたちは、今後新しいプロジェクトを一緒に手掛けることを期待している。BBCの商業的な腕を担っているBBCワールドワイドが『SHERLOCK/シャーロック』を海外販売し、ここ数年で配給会社の大きなタイトル一つとなった。

『ドラキュラ』はゲイティスとモファットにとって1月に英国で公開された『SHERLOCK/シャーロック』の最後のエピソード以来、初のコラボレーションとなる。現在、『SHERLOCK/シャーロック』の新しいシリーズの計画はないが、将来に新しいエピソードを書く可能性を否定していない。

モファットはBBCのTVシリーズ『ドクター・フー』を6シーズンに渡り、脚本とエグゼクティブ・プロデューサーを手がけ、その後番組を降板した。ゲイティスは脚本家だけでははく、英国のTVシリーズの俳優を務めている。TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『SHERLOCK/シャーロック』でホームズの兄のマイクロフト役を演じた。以前に、ゲイティスは、往年のホラー映画が好きで特にクリストファー・リーとピーター・カッシングが出演した1958年の映画『吸血鬼ドラキュラ』がお気に入りだと語っていた。

『ドラキュラ』が『SHERLOCK/シャーロック』同様に近年の英国が舞台となるかどうかは明らかではない。ストーカーの1987年の小説では、新しい血を求めて吸血鬼ドラキュラがトランシルヴァニアからイングランドに移り住んだストーリーとなる。

新しい『ドラキュラ』はゴシックホラーストーリーをTVに持ち込んだ初の作品ではないようだ。これまでに、TVシリーズ『ダウントン・アビー』のプロデュースを手がけたロンドンが拠点のカーニバルは、2013年のNBCのTVシリーズ『Dracula(原題)』を手がけた。同シリーズは第1シーズンで終了した。

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