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俳優・中村倫也インタビュー「女子の周りから固める恋愛作成は逆効果な気がします(笑)」

ガジェット通信 / 2017年10月29日 9時0分

人気漫画家・河原和音の大ヒット少女コミックを、生田斗真さん&広瀬すずさん初共演で実写映画化した『先生! 、、、好きになってもいいですか?』が10月28日より公開となります。

『先生! 、、、好きになってもいいですか?』は広瀬さん演じるちょっと内気で不器用な女子高生の響が、世界史教師・伊藤貢作に恋をする、青春度200%の切ない恋愛物語。『僕等がいた』『アオハライド』の三木孝浩監督が淡く美しく物語を紡いでいます。

また、本作は響と伊藤先生以外の恋愛模様も描かれており、物語に絡んでくるのですが、伊藤先生の同僚である関矢先生を演じているのが中村倫也さん。今回は中村さんに映画についてやご自身の高校時代のことなど、色々とお話を伺ってきました。

――本作、大変キラキラした青春ストーリーですが、中村さんはご覧になっていかがでしたか?

中村:いやあ、本当にキラキラしてて、青春で。これは伊藤先生(生田斗真)と響(広瀬すず)を愛でる映画といいましょうか、最初から最後まで美しくて。

――スピッツの主題歌が流れるあたりも最高にキラキラしていますよね。

中村:本当に。三木孝浩監督の作品は他にも観ていますから、脚本を読ませていただいた時も、三木監督なら絶対美しい映画が出来上がるんだなあと思っていました。実際に完成した作品を観ても、想像以上に美しくて。

――中村さんは関矢先生という役柄を演じられましたが、このキャラクターとご自身が似ている部分ってありますか?

中村:うーん。どうでしょうね。でも関矢先生の、中島先生(比嘉愛未)が好きなのに言えない感じとか、ちょっと分かります。好きだとか、気になりはじめて意識すると逆にそういう態度を出せない。僕、まだ中二病なんですよね(笑)。あと、関矢先生って中身とか考え方があまりよく分からないキャラクターじゃないですか。台本にも詳しく書かれていたわけでは無いのですが、自分なりにこういう人生を送ってきたんだろうな、こういう考えの持ち主なんだなって考えながらやってました。あくまでそれは僕の中で、ということですけど。

――竜星さん演じる浩介が恋する先生が、比嘉さん演じる中島で、中島が恋するのが生田さん演じる伊藤で、中島に恋するのが中村さん演じる関矢って、この学校どんだけ美形ぞろいなんだ!ってちょっと思っちゃいました(笑)。

中村:あはは。でも。ほら、そうじゃないと映画とかドラマにならないですから(笑)。

――中村さんご自身はどんな高校生だったのでしょうか? 好きな女の子とかいましたか?

中村:高校生の時は、途中からこの仕事を始めたというのもあるんですけど、男子の友達ばっかとつるんでる男でしたね。女子を意識すればするほど、逆に話さないみたいな。あれ、俺あんま変わってないかもしれませんね(笑)。

――でも、絶対モテしましたよね……?

中村:いやいや! でも一度、知らない他のクラスの女子から「好きです」ってメールが来た時があって、それって俺の周りの誰かが勝手にその子にアドレスを教えてるんですけど。その女の子のクラスまで言いに行きました。「こそこそしないで直接言って」って。だって、自分のアドレスを勝手に聞き出されているわけですからね(笑)。

――ああっ、でも高校生の時にモテた男の子ってそういうことされてました。あと、女子グループに囲まれて「○○ちゃんがあんたのこと好きなんだって!」って囲んで逃げれない様にしたりとか。

中村:あーっ! あるあるですよね! なんで1対複数人で来るんだ?! っていう。男には絶対逆効果だと思います(笑)。

――ぜひ、これからそういうことをしようとしている女子がいたとしたら、このインタビュー読んでいただきたいです(笑)。中村さんは高校生の途中から芸能界に入られているので、この映画みたいな俗に言う学生時代の青春みたいなものはあまり味わっていないんでしょうか?

中村:そうですねえ、高校3年生の時には今の事務所に入らせてもらって、活動がはじまっていたので途中からはそうかもしれません。

――芸能界に入られたことでまたキャーキャー言われたり。

中村:自分からほとんど誰にも言ってないんですよ。でもあるドラマに出たら、それを観ていた学校の子達から話が広がりはじめて、仲良い男友達がメッセンジャーみたいに色々教えてくれました。「○○さんにこんなこと聞かれたよ」とか。いつも「なんで俺がお前の連絡係なんだよ」って言われていました(笑)。その男友達は今自分のメイクやってくれてるんです。さっきのアイツです。

編集部注:確かに取材がはじまる前、メイクさんは中村さんと楽しくおしゃべりしていたのだ!

――ところで私は、中村さんが演じていたドラマ『闇金ウシジマくん』の神堂がすごく好きで……。

中村:えっ、男としてですか?

――いえいえ! 原作のファンで、この役誰がやるのだろうと思っていたら、中村さんがかなりのハマり役すぎて。

中村:よかった、安心しました(笑)。でも確かにあの役を演じてから、街の中でも「神堂さん!」とか声かけられます。「俺は神堂じゃなくて中村なんですけど」って。でもあの役やってからすごい変な役増えた気がしますね。

――ドラマ『デッドストック〜未知への挑戦〜』(テレビ東京)でも洗脳していましたよね。

中村:そうですそうです(笑)。

――そういう個性的な役をオファーされるのはやりがいがありますか? それとも役柄によってモチベーションは変わらないですか?

中村:変わらないですね。いただいたものを自分で考えて精一杯演じるだけなので。そういう意味では、ウシジマくんの神堂も『先生!』の関矢先生も気持ちは変わらないんですよ。役柄は違い過ぎるのに(笑)。役者って面白い仕事だと思います。

――これからも中村さんの色々なキャラクターを見れることを楽しみにしております、今日はありがとうございました!

(撮影:オサダコウジ)

映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」大ヒット上映中!

◆原作:河原和音『先生!』(集英社文庫コミック版) (※1996年~2003年) 

◆主題歌:スピッツ「歌ウサギ」(ユニバーサルJ) 

◆監督:三木孝浩  脚本:岡田麿里 

◆出演:生田斗真 広瀬すず 竜星涼 森川葵 健太郎 中村倫也 比嘉愛未 八木亜希子 森本レオ

◆製作:映画「先生!」製作委員会 

◆配給:ワーナー・ブラザース映画  

◆©河原和音/集英社 (C)2017 映画「先生!」製作委員会 

◆公式サイト:sensei-movie.jp

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

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