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映画を観たらもっと知りたくなる! 世界で影響を及ぼす著名人が関わった映画3選

ガジェット通信 / 2018年11月19日 18時0分

ソロモン著「FAR FROM THE TREE」を原作にしたドキュメンタリー映画『いろとりどりの親子』が現在公開中です。10年をかけて、身体障がいや発達障がい、LGBTなど、親とは”違う”性質を持った子を抱えた300以上の親子に取材し、家族の本質を探った本書を、これまで数々の社会派ドキュメンタリー作品を手掛けてきたエミー賞受賞監督レイチェル・ドレッツィンが、深い感銘を受け映画化。自閉症や、ダウン症、低身長症、LGBTなど、さまざまな”違い” をどう愛するかを学んでいく6組の親子の姿を映しながら、マイノリティとされる人々の尊厳と権利に光を当てた本作は、しあわせの形は無限に存在していることを、私たちに気付かさせてくれます。

今回は、現在絶賛公開中の作品を含め、映画を観た後に原作者や映画で出てくる有名なあの人について、もっと知りたくなるような作品3選をピックアップします。

■『いろとりどりの親子』(公開中)

さまざまな”違い”を持った6組の親子たちの感動のドキュメンタリー

アンドリュー・ソロモンの原作、「FAR FROM THE TREE」をエミー賞受賞監督レイチェル・ドレッツィンが、本書に深い感銘を受け映画化。映画では、自身がゲイであることをカミングアウトした際、自分を受け入れようと苦悩する両親の姿に直面した経験を持つアンドリュー・ソロモンとその父ハワード、ダウン症の人々の可能性を世に示す代弁者として人気を博し「セサミストリート」にも出演していたジェイソンと、母エミリー、タイピングを覚えるまで言葉を発することがなかった自閉症のジャックと、彼のためにあらゆる治療法を試したオルナット夫妻ら、6組の親子が描かれる。ありのままを受け入れ愛する親子の姿を見つめる感動のドキュメンタリー。

 

原作者であり登場人物のひとりとして出演するアンドリュー・ソロモン氏は、日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは非常に著名な作家です。自身のうつ病の経験に基づいて書かれた「真昼の悪魔―うつの解剖学」(原書房) は、2002年ピューリッツァー賞のファイナリストに選ばれ、2012年の「FAR FROM THE TREE」は、国内外 50以上の賞を受賞、世界24カ国で翻訳され、ニューヨーク・タイムズ紙のベストブックに選出されるなど、国内外で広く読まれる大ベストセラー本となりました。またビル・ゲイツなど世界の著名人たちがプレゼンテーションを披露する【TED Talk】で2013年と2014年にスピーチを行ったり、イェール大学にソロモン・リサーチ・フェローシップ-LGBT研究所を設立するなど、文芸だけでなくアカデミックの分野でも幅広い活動で注目を集めています。

(C)2017 FAR FROM THE TREE, LLC

■『エリック・クラプトン 12小節の人生』(2018年11月23日(金)公開)

貴重なアーカイブ映像とともにクラプトン自らが語る、珠玉の音楽ドキュメンタリー

“ギターの神様”と評され、お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ、天才の名を欲しいままにしていたエリック・クラプトン。私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも”何か”を探して彷徨い続けてきた。酒、ドラッグ、女、そして音楽、全てのものに溺れていくー。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競いあった仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋をはじめとする病的なまでの女性遍歴、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような、過酷で数奇に満ちた人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることができる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。

音楽ファンだけでなく、誰しもが一度はエリック・クラプトンの曲を耳にしたことがあるはずです。「スローハンド」と呼ばれるギターの名手で、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとともに世界3大ギタリストの一人とされ、後に続くギタリストたちにはギターの神様といわれるほど。ヤードバーズ、クリーム、ソロで「ロックの殿堂」を3度受賞し、2015年には「ブルースの殿堂」入りを果たしました。これまでに「461オーシャン・ブルーヴァード」「アンプラグド」など数々の名盤、ヒット作を世に送り出し、合計18個のグラミー賞を獲得し、現在も第一線で活躍中です。

(C)BUSHBRANCH FILMS LTD 2017

■『パッドマン 5億人の女性を救った男』(2018年12月7日(金)公開)

現代のインドで安全で安価な”生理用品”の普及に人生を捧げた男の感動の実話

インドの小さな村で新婚生活を送る主人公の男ラクシュミは、貧しくて生理用品が買えず 不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく。日々、研究とリサーチに明け暮れるラクシュミの行動は村中の人から奇異な目で見られ数々の誤解や困難に直面、ついには村を離れるまでの事態に。それでも諦めることなく彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もありついに低コストで大量生産できる機械を発明、農村の女性たちにナプキンだけでなく彼が発明した機械を使って働く機会をも与えようと奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――。

本作のモデルは社会企業家アルナーチャラム・ムルガナンダム。インド社会ではいまだタブーの女性の生理に触れる彼の行動は様々な波紋を巻き起こしてきました。ナプキン製造企業が使う大きな機械からヒントを得て簡便な製造機を発明し、2006年にはチェンナイのインド工科大学で自らの機械をデモンストレーション。それが草の根テクノロジー発明賞を受賞しました。以後、簡易ナプキン製造機を作っては女性の自助グループに販売し、起業と意識改革をうながしていきます。それらの功績に対し、2014年には米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたほか、インド政府からは2016年に、インドの国民栄誉賞に当たる褒章パドマシュリを授与されました。

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

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