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中国版Twitter『微博(ウェイボ―)』なら一般人でも“1投稿が1億人にリーチ”

ガジェット通信 / 2019年1月1日 18時30分

ゆーちゃんの中国ビジネス観察日記 VOl.1

中国本土においては、日本で当たり前のように使われている『Google』、『Facebook』、『Twitter』などの主要SNSには基本的にアクセスできません。これは、「金盾(きんじゅん)」と呼ばれる、中華人民共和国本土(大陸地区)において実施されているインターネット情報検閲、ブロッキング(インターネット)システムの影響によるもので、これにより中国にとって有害と思われる他国のサイト・情報をシャットアウトしているからです。

そこで最近、日本企業でも中国の消費者に情報を届けるマーケッティングツールの手段として使われているのが、中国版ツイッターと呼ばれている『微博(ウェイボ―)』です。

よく、マーケティングツールとして、中国版『LINE』と呼ばれる『微信(ウィチャット)』と比較されることのある『微博(ウェイボ―)』ですが、友人間などの限られた狭いコミュニティで情報伝達を行う『微信(ウィチャット)』に比べ、『微博(ウェイボ―)』は不特定多数の人に情報公開をするため、情報拡散のスピードが圧倒的に早いことでも知られており、最近では、日本全国各地の自治体も、中国向けのインバウンド施策の一つとして、『微博(ウェイボー)』を使った情報発信を行っています。

そんな中で、ここ最近注目を集めているのが、『微博(ウェイボ―)』で「網紅(ワンホン・KOL)」と呼ばれる人たちの存在です。網紅(ワンホン)とは、中国のある一定の分野で影響力をもっている人たちを指す言葉で、『微博(ウェイボ―)』では、フォロワー数が多い個人のことを指す場合が多いです。

今年度を例に挙げますと、日本国内で『微博(ウェイボ―)』のアカウントを保有している秋山 燿平さん(大手IT企業勤務)が、日中は会社員として勤務する傍ら『微博』を運用、「10か国語を話せる東大卒の言語の天才」というプロモーション方法で人気を集め、中国一の富豪の御曹司、王思聡さんから「いいね!(賛)」をもらい、フォロワー数を1年で30万以上伸ばすことに成功しました。

また、秋山さんの『日本語の“は”と“が”の違いを説明した日本語講座』の投稿は、“1億5千万インプレッション”という驚異的な数字を達成しました。

中国語学習歴1年の秋山さんに、『微博(ウェイボー)』成功の秘訣を聞くと「まずは他の人がやっていない、独自性のあるポディションを微博上で確立すること。この人をフォローすればどんな情報が得られるのかを明確にすることが大事です。あとは必ず継続して続けていくこと。独自性と継続性が揃えば、人口が一桁違う中国では一気に活躍の場を広げることが出来るかもしれません。自分の場合は複数言語が独自性となったわけですが、今後も言語教育の観点から日中友好に貢献していきたいです。」というご回答をいただくことができました。

“1投稿が1億5千万人の中国人にリーチする”--。

会社員をする傍ら、このように驚異的な数字を達成した秋山さんの話を聞いて、『微博(ウェイボー)』とは何とも夢のあるマーケッティングツールではないかと、ふと思ってしまった次第なのです。

画像:『微博 秋山 燿平』より引用

https://www.weibo.com/u/5387650529

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