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オススメ映画:韓国ホラー『コンジアム』で新たなトラウマが増えました【ホラー通信】

ガジェット通信 / 2019年3月6日 22時0分

3/23公開の韓国ホラー『コンジアム』を観ました。いやあ怖かった。あまりに怖くてふくらはぎの方までブワブワと鳥肌が立ちました。2018年の『ヘレディタリー/継承』も恐ろしかったですが、厭な話がミックスされたややツウ好みなあちらに比べて、こちらはストレートなエンタメホラーになっています。難しいところもないので、普段あまり映画を観ないお友達と一緒に観に行っても楽しんで&怖がってもらえるんじゃないでしょうか。

ストーリーは、YouTuberの若者たちが世界七大心霊スポットに選出された廃病院“コンジアム精神病院”に潜入してライブ配信を行い、とんでもない目に遭うというもの。韓国では観客動員数が『箪笥』に次ぐ歴代ホラー映画第2位という大ヒットを記録したそうです。

臨場感たっぷり、心霊スポット探索

『ブレアウィッチ・プロジェクト』や『REC』、『クローバーフィールド』に代表されるような、登場人物の持つカメラの映像で物語が進行するいわゆるPOVホラーと括られる作品ですが、カメラの種類が豊富なのがミソ

それぞれのメンバーが自分の視点と表情を映す2台のカメラを装備。不気味な病院内を隅々まで映し出す手持ちの360度カメラに加え、病院内の各部屋に定点カメラを設置していき、そこで起こる出来事を臨場感たっぷりに、余すことなくお届け

映像のバリエーションが豊富なので飽きさせず、そしてPOVホラーにありがちな手持ちカメラの画面酔いや、「そんな大変なときによくカメラ構えてられるな!」とツッコみたくなる状況を回避しています(それもPOVの味だけどね)。

ちなみに、リアルさを追求するために撮影はスタッフではなくキャストたちが担当し、彼らがその場で目にしたものを撮影しているそう。臨場感あるわけだよね。

怖いのは心霊現象か、人間か

機材の準備万端ぶりからもお察しの通り、撮影の企画者である“ホラータイムズ”チャンネルの隊長は、アクセス数をバンバン稼いで莫大な収益を手に入れる気マンマン。しかも彼は病院の外でメンバーに指示するだけというなかなか卑怯なポジションです。にくたらしい。

現場では想像を超えた怪奇現象が次々と巻き起こり、メンバーの安全が危うくなっていきますが、放送画面に映し出されたアクセス数はうなぎのぼり。この状況を前に撮影をやめられるでしょうか? やめられないんです! ああ、怖いのは心霊現象か、人間か!

POVホラーの集大成

設定や恐怖描写は色んなホラー映画の怖いところ・面白いところをびっちり詰め込んだ感じ。一時の大流行も落ち着いてきたPOVホラーの集大成といった趣でしょうか。

未知の場所から逃げられない閉塞感、登場人物の追い込まれた心理描写が恐怖に拍車をかけます。“トラウマレベル”という言葉はわりとカジュアルに使ってしまいますが、筆者は本作のとあるワンシーンがずっと瞼に焼きついており、ちょっと本当にトラウマになりそう。ホラー映画を散々観ていますが、久々に「早くこのシーン終わって!!」と思いました。見せ方が意地悪すぎたワ……。

心霊スポット内を疑似探索するような映画でもありますから、自分の足で歩いての肝試しには抵抗のある方にもオススメ。あと安全だしね。

作品概要

『コンジアム』

2019年3月23日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー

https://gonjiam.net-broadway.com/

監督:チョン・ボムシク 『奇談』『怖い話』

出演:イ・スンウク、ウィ・ハジュン『黄金色の私の人生』、パク・ジヒョン『必ず捕まえる』、パク・ソンフン『六龍が飛ぶ』、オ・アヨン、ムン・イェウォン

2018年/韓国/韓国語/94分/原題:昆池岩(곤지암)配給:ブロードウェイ

※ムビチケ(前売り券)は“ホラータイムズ”メンバーズカード風。かわいい。

(C) 2018 showbox and HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED.

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

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