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ポーランドのカトリック司祭が『ハリー・ポッター』や『ハローキティ』を燃やしたら炎上

ガジェット通信 / 2019年4月5日 10時30分

ポーランドのグダニスクで、キリスト教の一派を名乗る教団が、小説『ハリーポッター』の本や『ハローキティ』のグッズなどを焼却したために“炎上”した。

「天国からのSMS」と名乗るカトリック福音主義教団の司祭たちは、先週の日曜ミサの中で、「神の御言葉に従って」冒涜的な“偶像”を焼却したことを明らかにした。新約聖書・使徒言行録にある「それから、魔術を行っていた多くの者が、魔術の本を持ち出してきては、みんなの前で焼き捨てた」と、申命記の「あなたは彼らの神々の彫像を火に焼かなければならない。それに着せた銀または金をむさぼってはならない。これを取って自分のものにしてはならない」との記述に従ったものだという。教団が『Facebook』に投稿した画像には、小説『ハリー・ポッター』シリーズの本や『ハローキティ』の絵柄の傘のほか、お守りやアフリカの仮面、ヒンドゥー教の神様の彫像などが燃やされているところが写っていた。

魔法使いが活躍する『ハリー・ポッター』シリーズは言うまでもなくフィクションなのだが、これまでにも熱心なキリスト教団体から「オカルト主義であり子供たちにとって有害である」と批判されてきた。

中世の魔女狩りやナチス・ドイツの焚書を彷彿させる前時代的な教団のこの行いにネット民は猛反発。「ヤバい、中世に逆戻りしちゃったぞ」「最初は本からなんだよな……(次は人か)」「冗談だと思いたいけど……マジで? 21世紀にもなってファンタジー小説を病的な宗教儀式で焼いちゃうのか」「本を焼くことには熱心なのに子供の性的虐待には無関心なんだな」などと、教団の焚書を批判している。ポーランドでは先月、過去30年間に400件近くもの聖職者による児童の性的虐待のあったことが明るみになったばかりだった。

ホームページと『Facebook』の“炎上”を受けて教団は「本などを燃やしたことは誠に遺憾だ。しかしながらそれは他のいかなる宗教や社会集団、並びに本と文化を冒涜するつもりで行ったことではない。もし気分を害された方がいたらこの場を借りてお詫び申し上げる」との謝罪文を掲載し、日曜ミサの投稿を削除した。

https://twitter.com/Borawski/status/1112659021700521984

市民から多数の通報を受けたグダニスク市も教団の焚書を問題視して副市長が直接指導に乗り出した。無断でプラスチックを含む焚き火をしたとして、教団関係者は最大で約1万5000円になる罰金を科されたという。

画像とソース引用:『Twitter』『Facebook』及び『natemat.pl』より

https://www.facebook.com/smsznieba/

https://natemat.pl/268787,jeden-z-ksiezy-palacych-ksiazki-dostal-mandat-za-palenie-odpadow

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