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『マレフィセント2』薄口レビュー:アンジェリーナ・ジョリーが続編で描きたかったこととは?

ガジェット通信 / 2019年10月31日 16時30分

『マレフィセント2』鑑賞の薄口レビューです。今年(2019年)だけでも『ダンボ』『アラジン』『ライオン・キング』など、ディズニー・アニメーションの実写版が毎月のように公開されているわけですが、特に『マレフィセント2』はほかの作品群とは違い、主演のアンジェリーナ・ジョリーの個人的な想いが色濃く出ている映画ではあると思います。オリジナルの名作に現代性をちょい足ししていまの観客に提示するみたいな、命題課題に左右され過ぎないエンターテイメント超大作になっているのです。

■公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/maleficent2.html

前作では、<オーロラ姫に呪いをかけたマレフィセントの本当の姿と真実の愛を描いた>として、オーロラ姫との間に<人間的な感じの>真実の愛を、マレフィセントは見つけました。そして数年後が舞台の『マレフィセント2』では、平穏に暮らすマレフィセントとオーロラ姫のきずなが引き裂かれ、マレフィセントを再び邪悪な存在へ戻してしまおうとする<敵>が出現します。そう簡単にはカタギにはなれねえ展開は、呪縛モチーフの作品ではアリというか王道というか、続編ならではの期待感を煽ります。

<マレフィセントは自分自身>と公言するアンジェリーナ・ジョリーは、本作では製作総指揮も手掛けています。自身で監督をすることもあり、その私生活の諸活動からも、社会に何かメッセージを投げかけたい方であることがよく伝わります。今回、カラスのディアヴァルを演じたサム・ライリーとともに来日したアンジーは、プレミアなどでしきりに<ダイバーシティー>という用語を多用し、また自分の子どもたちと一緒に同イベントに出席もしていましたが、まさしく彼女が『マレフィセント2』を通し、改めて世界へ伝えたかった“愛”のメッセージとは<母性の愛>。オーロラ姫へ母親的な愛情を注ぐマレフィセントと自分自身を前作以上に重ね合わせて、アンジェリーナ・ジョリーが普段体現している強く深い愛を、映画内で表現しています。この映画のマレフィセントはアンジー自身であり、物語も彼女が辿ったであろう想いが乗った内容になっていると思います。

冒頭で挙げた『ダンボ』『アラジン』『ライオン・キング』などと少々違い、アンジェリーナ・ジョリーが伝えたい想いがストレートに出ているという意味で、『マレフィセント2』は<いい意味で肩の力を入れずに楽しめる娯楽作>と言っていいのではないでしょうか。この後、『アナと雪の女王2』や、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』など、わりと軽く流せない高カロリーの続編が待っているので、『マレフィセント2』が薄っぺらいと言っているわけではないですが、ぜひ観てください!

なお、個人的には後半の映像を観ていて、フロリダのWDWにある超絶人気アトラクション「アバター・フライト・オブ・パッセージ」を思い出したので、パーク内でのアトラクション展開も面白いかなーと思いました。

┃タイトル:『マレフィセント2』

┃公開表記:10月18日(金)全国ロードショー

┃配給表記:ウォルト・ディズニー・ジャパン

┃クレジット:(c)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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(執筆者: ときたたかし) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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