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マイケル・ベイ監督が“自由”にやったらこうなった! Netflix『6アンダーグラウンド』こだわりの爆速カーアクション・バイオレンス描写

ガジェット通信 / 2019年12月13日 18時0分

『デッドプール』のライアン・レイノルズ主演、『トランスフォーマー』のマイケル・ベイ監督で贈る超ド級ノンストップ・アクション大作『6アンダーグラウンド』。いよいよ本日12月13日より、「Netflix」にて全世界同時配信となります!

その大胆すぎる爆破やカーアクションで、ハリウッドの“破壊王”の異名を持つマイケル・ベイ監督。彼が本作で描きたかったものとは? アクションへのこだわりは? 電話インタビューでお話を伺いました!

『6アンダーグラウンド』

世界随一の特殊スキルを持ちながら、過去を消して未来を変えるため戦う“6人の精鋭(6アンダーグラウンド)”たち。クセ者揃いの彼らがそれぞれのスキルを活かして、ひとつのチームとなり命がけのミッションに挑む理由とは?

――本作『6アンダーグラウンド』は、人気シリーズから離れたオリジナル作品ということで、プレッシャーは感じましたか?

マイケル・ベイ監督:映画を撮る時は常に新しいことにチャレンジしたいし、プレッシャーは好きなんだ。今作ではできるだけ娯楽性を高めながら、本物のアクションに挑戦したかった。複雑なアクションシーンがたくさんの面白さを生んでくれたと思う。Netflixとの仕事は凄く楽しかったし、かなりの自由を与えてくれた。シリーズ作品が世の中にあふれている中で、新しいことに取り組む機会を提供してくれて感謝しているよ。

――そのお言葉の通り、見応えのあるアクショーンシーンの連続でした! どの様な部分をこだわりましたか?

マイケル・ベイ監督:リアルを追求していることだ。フィレンツェのシーンが見所の一つだけど、歴史ある美しい街を説得するのは非常に大変で、度重なる交渉が必要だったんだ。ドゥオーモ(大聖堂)をはじめとした歴史的価値の高い建造物ばかりだけど、全てリアルに撮影するために、地上10フィートくらいの場所でヘリコプターを飛ばす必要があった。最初のカークラッシュのシーンは、800年の歴史をもつオベリスク(記念碑)のすぐそばを2台のクルマが60マイルで走行した。絶対に傷つけてはいけないから、細心の注意を払ったよ。

――超スピードで車が駆け抜けながら、歴史的建造物は傷つけてはいけない……。危険なシーンだけあって、かなりの迫力を感じました。CGを使おうとは思わなかったわけですね?

マイケル・ベイ監督:観客はリアルとそうでないものを見分けることができるし、リアルなアクションの良さを分かっているからだよ。映画業界を見渡すと、リアルなスタントというのは衰退してきていると思う。撮影の方法が分からない監督が増えてきているんだ。もちろん危険だから、安全面には十分に配慮する必要があるけどね。

――冒頭のアクションシーンで観客はグッと作品に引き込まれると思いました。

マイケル・ベイ監督:最初の15分間は何が起こっているのか観客が全く分からないと思うのだけど、これが映画の醍醐味なんだ。他の映画では最初の5分である程度の状況説明を行うけど、私は何が何だか分からないけど凄いという冒頭シーンが好きなんだ。

――音楽の使い方もすごくカッコ良くて!

マイケル・ベイ監督:音楽の使い方ひとつでカーチェイスを違う次元に持っていくことができるんだ。よくアクションシーンを音楽から考えていくんだけど、パッ、パッ、パッとカットを切り替えていく編集作業はミュージカルの要素に近いと思う。

――また、銃撃で人が死ぬシーンや人体破壊の描写などが、「トランスフォーマー」シリーズなどと比べるとより過激に描かれていると思いました。

マイケル・ベイ監督:大人向けの映画だというのが大きな理由だよ。Netflixと組んだことで自由度が高まって選べるテーマの幅が広がった。これまでの作品にもアンチヒーローや、暴力に頼らざるを得ないようなキャラクターは登場したけど、今作の悪役は本当に邪悪で、そんな奴らに立ち向かうには時に暴力が必要だし、バイオレンスなシーンを通して「平和を求めている」という事を伝えているんだ。作品に政治的な含みは全くないけど、国が諸悪の根源だったり、悪を野放しにしている状況もあるわけで。これは、テレビの前で“Twitterウォリアー”になるのではなく、解決に向けて実際に行動する人たちの物語なんだ。悪役の最後は、実際にあった出来事をモチーフにしているんだ。

――一方で軽快でクスッと笑えてしまう会話劇も魅力の一つでした。

マイケル・ベイ監督:映画『デッドプール』の脚本家チームがコンセプトを持ち込んでくれて、アクションは一緒になって作り上げていった。アイデアが非常に新鮮で、クールで、ウィットに富んだキャラクターやストーリーが完成したと思う。非常に楽しい共同作業だったよ。

――キャラクターがどれも魅力的で、観終わった瞬間に「続きが観たい」「このチームとまた会いたい!」と思いました。

マイケル・ベイ監督:そうだね、キャラクターもチームもまだ成長できると思う。編集の都合でファイブ(ドクター)のバックストーリーをカットしてしまったんだけど、カッコ良いシーンがあったから、続編があったら彼女の過去を紹介しちあな。世界各国から多様性のある最高のキャストが集結したし、もっと大きな作品になっていければ嬉しいよ。この映画は私のキャリアで2番目に短い映画だよ(笑)。いつも長すぎるって言われるから。本当は2時間で終わりたかったんだけど、6分だけオーバーしちゃった。でもちょうど良い長さになったと思う。

――これまでたくさんのヒット作を生みだしておきながら、こうしてNetflixという新しいプラットフォームで、オリジナル作品を作る、監督のバイタリティにはファンとして感動してしまいます。

マイケル・ベイ監督:クリエイティブが大好きなんだ! ディレクターズチェアに座っているより、というかそもそも現場にイスを用意していないんだけど、自分でカメラを持ったり、血を投げたり、そういうことをやるのが本当に楽しい。今作でも自分でカメラを持ってクルマに乗り込んで撮影していた。俳優たちに「監督が車内に座って撮影するなんて初めてだ」って言われたけど、すぐに指示が出せるし、撮影がスムースにいくんだ。そういう撮影手法がファンにも伝わって”ベイヘム”(マイケル・ベイと破壊行為を意味するMayhemを合わせた造語)って呼ばれているよ(笑)。

――なるほど(笑)。本作でもそうですが、監督の作品の破壊シーンはファンサービスでもあるわけですか?

マイケル・ベイ監督:クレイジーなことを計画するのは大好きだよ。でも楽しいというよりは、必要だから。カオスな状況の方がキャラクターを深く理解できるし、完璧じゃなく少し欠陥のあるアクションが生まれてそれが好きなんだ。とにかく誰もやったことがない、見たことがないアクションを撮影したいといつも思っているよ。

――まさに本作は見たことがないアクションの連続でした! 貴重なお話をどうもありがとうございました。

年末年始にドカン!と観たい、超迫力・超爽快なアクション大作『6アンダーグラウンド』は12月13日より全世界同時配信スタート。

『6アンダーグラウンド』特集

https://getnews.jp/6underground

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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