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「お母さんのお腹の中にいる時から聴いていた」尾崎豊を歌う11歳のギター少女に会ってきた!  映画『尾崎豊を探して』公開

ガジェット通信 / 2019年12月27日 17時30分

『卒業』『I LOVE YOU』『15の夜』など数々の名曲を残し、1992年に26歳の若さでこの世を去った伝説のミュージシャン、尾崎豊さん。デビュー当時から20代前半のライブなどの貴重な映像記録から構成された映画『尾崎豊を探して』が12月27日(金)よりTOHOシネマズ新宿にて先行公開中、2020年1月3日(金)〜1月16日(木)まで2週間限定で全国公開となります。

そんな尾崎豊さんの命日である4月25日、誕生日である11月29日になると、毎年多くのファンが渋谷に訪れるのを知っていますか?

筆者は、正直にいってすごく熱心な尾崎豊ファンというわけではありません。ただ、子供時代を尾崎さんが暮らしていたこともある埼玉県の朝霞市で過ごしたため、「尾崎豊」という人や音楽が自然と身近にありました。彼の曲を聴く度に唯一無二の才能と歌声に感動してしまうのです。

というわけで、尾崎豊を”探し”に聖地「尾崎豊記念碑」へ行ってまいりました。

歌詞と似顔絵が刻まれたモニュメントと、壁には訪れたファンが残していったメッセージがぎっしり。誕生日ということで花束やビールなどのお供え物も。(写真撮影時は夕方だったのですが、夜が深まるにつれどんどん増えていきました)

尾崎豊さんが亡くなってから27年。当時から彼の音楽に触れていたファンはもちろん、若い人や制服姿の学生の姿も。壁にも10代20代というリアルタイムで知っていたわけではないファンからの感謝の言葉が目立っていました。月並みな言い方ですが、尾崎豊さんの音楽は世代を越え、本当に多くの人に愛されているのだなと実感した瞬間でした。

尾崎さんはこの場所から夕日を眺めるのが大好きだったそう。今は残念ながらホテルが建っていて、当時のまんまの空では無いのですが、夕日の美しさに変わりはありません。

この日はギターを抱えて尾崎さんの名曲を歌っているファンの方や、それに聴き入ったり、一緒に歌ったりする方が多くたいたのですが、ひときわ目をひいていたのが一人の少女。ギターを演奏しながら、透き通った声で名曲の数々を見事に歌い上げていました。

梨乃さんは11歳の小学5年生。お父さんの仁さん、お母さんの恵さんは根っからの尾崎豊ファンであり、2人の出会いも「渋谷公会堂」で行われた尾崎豊フィルムコンサートとのこと。外で歌っていた仁さんに恵さんが声をかけて知り合い、交際に。そんな2人の結婚記念日がまさに、11月29日、この日なのです! 「オザ友の中には11月29日が結婚記念日の人って結構多いんですよ。今日も後輩が入籍して保証人のサインをしてきました」と仁さん。素敵なつながりです。

梨乃さんがギターをはじめたのは一年半くらい前から。近所の中学生の女の子に教わっているそうで、週に2回練習、年に10回ほど「ギタ女シスターズ」としてライブを行なっています。「親が教えると勉強みたいなおしつけになるから、同じ様に音楽が好きなお友達に教えてもらうのが良いと思ってお願いしています」と仁さん。梨乃さんの目下の目標は「難しい『失くした1/2』を上手に弾きこなすこと」だそうです。

尾崎豊楽曲を恵さんのお腹の中にいる頃から聞いていた梨乃さん。「これが尾崎豊の曲なんだ」と認識したのは3歳の頃で、好きになった理由は「メロディーが好き」。まだ11歳、さすがに歌詞の意味を全て理解しているわけではないのですが、「もう少し大人になって歌詞の意味や世界観を理解して、それでも尾崎豊を好きでいてくれるなら、それが楽しみです」と仁さんは笑顔で話します。

尾崎豊ファンにとっては究極に難しい質問である「彼の魅力」について仁さんは「たくさんあるんだけど一番は、あれだけ格好良い顔をしているのにすごい顔で地面にはいつくばって、魂の歌い方をしていて。言葉では言い表せないんだけど、そのパワーに衝撃を受けました」。「ドラマやCMで使われるのは『I LOVE YOU』などしっとした曲が多いのですが、ロックで力強い曲もたくさんあるので、映画『尾崎豊を探して』が尾崎豊のイメージが変わる一つのきっかけになってくれれば嬉しいです」と語ってくれました。

長年多くの人に愛されて続けている尾崎豊の魅力。ぜひ大きなスクリーンでその唯一無二の歌声をあじわってみてはいかがでしょうか。

『尾崎豊を探して』

人がつくりあげたルールの中で生きていく苦悩を歌に託し、 優しさとは何か、愛するとは何かを求め続け、わずか26歳の若さで夭折した尾崎豊。 『卒業』『I LOVE YOU』『シェリー』『15の夜』、 いまもって宝石のような輝きを放つ尾崎の歌は何を伝えようとしていたのか。 新宿ルイードの初ライブにさかのぼり、地方公演、ニューヨーク、大阪球場、国立代々木競技場、 そしてなにげない日常まで、400時間にも及ぶ映像記録から断片をひろい集め、 糸をつむぐようにより合わせた「尾崎豊を探す旅」。 映像作家・佐藤輝の執念に突き動かされた編集作業を経て、 初めて陽の目を見るありのままの尾崎豊がここにいる。 いまを生きるすべての若者と、同時代を生きてきた永遠の青春に捧げる感動のオマージュ。

https://ozakisagashite.jp/

(C)2019「尾崎豊を探して」製作委員会

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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