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子どもの頃のワクワクを思い出す ニンテンドー3DS『ダンボール戦機 爆ブースト』をレビュー

ガジェット通信 / 2012年7月27日 18時0分

●誰もが一度は体験した、ワクワク感

このゲームに触れた第一印象は、あふれんばかりの"ワクワク感"。

それは大人になってからのものではなく、まさに子どもの頃によく感じていたあれだ。

●クロスメディアの代表格 『ダンボール戦機』

さて、『ダンボール戦機』をみなさんご存知でしょうか。

筆者は、名前こそ知ってはいたものの、詳しくは知らず、一風変わった名前だなあという印象を持っていた程度。

その『ダンボール戦機』は、

・テレビアニメ テレビ東京系にて毎週水曜よる7:27~ 激闘放送中!

・プラモデル シリーズ累計出荷数 400万個を突破!

・マンガ 『月刊コロコロコミック』にて好評連載中!

上記のそれぞれの分野で大ヒットをおさめ、それらの原作をこの"ゲーム"が担うというモデルとなっている。

物語の概要はこういった感じだ。

“2050年の近未来を舞台に、手のひらサイズのホビー用小型ロボット“LBX”と、それを操る主人公・山野バンと仲間たちが活躍する"プラモクラフトRPG"。

文字通り、好みのパーツを組み合わせてオリジナルLBXを作成。

奇跡の素材、強化ダンボールで作られたジオラマの中で世界の命運をかけた激闘が行われる!”

様々なパーツから組み上げるプラモロボ……冒頭で感じたワクワク感の正体はまさにこれだ。

プラモデル・ミニ四駆に心をときめかせた、あの体験。

(実際、筆者も小学生の頃は30体以上のプラモデルをコレクションし、友人らと遊んでいた)

否が応でも、盛り上がってくる期待は、実際にプレイしてみると確信に変わること間違いなしだ。

●「そんなアホな」の超展開も許せる、明るくて軽快なストーリー

作中では、様々な要素があるが、中心になるのはストーリーパートだ。

主人公の山野バンを操作し、街・学校・研究所などを探索。

さまざまなイベントをこなしながら、それぞれの章を締めるボスキャラクターを倒していく。

ストーリーは、この手のアニメ・ゲームによくある王道もの。

いつの間にやら世界の命運を一手に握らされることとなったバンだが、悲壮感はなく、持ち前の明るさで立ち向かっていく。

道中、ツッコミを入れたくなる超展開は多々あるが、それも含めて楽しむのが大人の流儀だろう(笑)。

RPGの評価を大きく左右する戦闘パートは、ロボットアクションバトルとなっている。

子ども向けと侮るなかれ。単純すぎず、かつ複雑すぎない操作体系にまとめられているため、非常にテンポがよく、爽快感も得られるつくりになっている。

だが、そういった仕様の反面、いわゆる“立ち回り”では差がつきにくいのも事実。

そういった中でライバルに差をつけるのは、大きく2つの要素だ。

ひとつは、ド派手な必殺ファンクション!

爆ブーストで新たに収録されたものも含め、思わず技名をシャウトしたくなる演出が待っている。

そして、もうひとつが、今作の醍醐味(だいごみ)であるLBXの育成・改造である。

●カスタマイズは3DSのタッチペンとの相性が抜群

パーツ総数は4000を優に超えるボリュームとなっている今作。

大きく2つにわけると、機体の原動力となる"コアパーツ"とヘッド、ボディなどの"アーマーフレーム"に分類される。

さらに、それぞれが5~6種類の項目に分かれるため、組み合わせの可能性は相当なものとなっている。

当然、武器も豊富だ。剣、槍(やり)、ナックル、ハンマー、片手銃、両手銃、ランチャー、武器腕といった8系統が用意されている。さらに、剣、片手銃は両手に装備させることでそれぞれ“二刀流”“二丁拳銃”が可能となる。固有のコマンドアクションもあったりで、悩ましい限りだ。

タイトルでも書いたが、これらをセッティングする時、十字キーでの操作より、タッチペンでの操作を個人的にはおすすめしたい。

直感的なタッチペンでの操作は、プラモデルを実際に作っているような気分になるし、3D立体視機能をONにすれば、尚のことそれを強く感じられるはずだ。

●未体験の人にはぜひ手にとってみてほしい良作

今作は他機種にて発売された『ダンボール戦機』『ダンボール戦機 ブースト』に続く3作目となる。

今作ならではの注目点は、最新作『ダンボール戦機W』からキャラやLBXが参戦しているほか、シリーズ最多数となる6人通信対戦が実現されていること。

さらに、強力なやりこみ要素である“アルテミスレジェンド”(いわゆるコロシアムと考えてよいだろう。ここでしか戦えないキャラや手に入らないLBXも登場)が挙げられる。

『ダンボール戦機』最新作として、最多のボリュームが楽しめることや、前作・前々作をベースにした開発のため、比較的求めやすい値頃になっているのは、未体験の人たちにとっては喜ばしい。

大人でも十二分に楽しむことができる、『ダンボール戦機』。

これから迎える夏休みにはピッタリの作品であろう。

さあ、みんなでバトルしようぜ!

文責:モリ君

●タイトル:ダンボール戦機 爆ブースト

●ジャンル:プラモクラフトRPG

●スタッフ

企画/プロデューサー/シナリオ:日野 晃博

ディレクター:楠田 芳晃

キャラクター&LBXデザイン:園部 淳

アニメーション制作:OLM

●対応機種:ニンテンドー3DS

●発売日:2012年7月5日(木)発売

●希望小売価格:4400円(税込)

●CERO:A

●制作・発売:株式会社レベルファイブ

●公式サイト:ダンボール戦機 爆ブースト

●著作権表記:(C)2012 LEVEL-5 Inc.

(ゲームレビュアー:モリ君)



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