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アクション俳優・丞威 “宇宙最強”ドニー・イェンとともに『Enter The Fat Dragon』香港プレミアに参加!「バッチバチにドニーと戦う」

ガジェット通信 / 2020年1月24日 20時0分

▲左から、丞威、ドニー・イェン 『Enter The Fat Dragon 肥龍過江(原題)』香港プレミアより

1月21日、映画『Enter The Fat Dragon 肥龍過江(原題)』の香港プレミアが、九龍灣國際展貿中心E-Maxにて行われ、主演のドニー・イェン、共演の丞威、ルイス・チャン(張繼聰)、共同監督・製作のバリー・ウォン(王晶)らが登壇した。

『Enter The Fat Dragon』は、“宇宙最強”の異名をとる俳優ドニー・イェン(『イップ・マン』シリーズ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』など)の主演作。『るろうに剣心』シリーズなどのアクション監督として知られる谷垣健治氏がメガホンをとった作品だ。中国、香港だけでなく、日本でも撮影された同作には、多数の日本人キャストも参加している。そんな中、香港プレミアに参加したのが、『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』『貴族誕生』などで知られる丞威。日本だけでなく、すでにアジア、そして世界をフィールドに活躍し始めていたが、本作で早くも最高峰のアクション俳優であるドニーと共演を果たすこととなった。

昨年の世界進出のためのクラウドファンディングや、アクションライセンス認定会の取材に続き、今回は香港プレミアを終えた丞威に電話インタビューを敢行。ドニーとともに晴れの舞台に立った感想や、現地で上映された際の手応えについて語ってもらった。

▲『Enter The Fat Dragon 肥龍過江(原題)』香港プレミアより

――海外のプレミアには、過去にも参加されたことはあるのですか?

初めてです。初めてがこんな大作になるとは思ってなかったので……もう単純に、「すごかった!」の一言に尽きます。プレミア試写会だったんですけど、映画館を丸々一館貸し切って、5スクリーンくらいで同時上映しました。関係者だったり、抽選でチケットを購入した方がご覧になる中、一番大きいスクリーンで登壇させていただいて。沢山のキャスト・スタッフの中で、ご多忙で出席できなかった方もいらっしゃるんですが、中でもドニーの隣に座って観ることが出来て……結構、胸アツでしたね。

▲左から、ドニー・イェン、丞威

――ドニーさんと握手されている姿は、感慨深かったです。

ありがとうございます。ドニーは真っ先にぼくのところに来てくださって、「よかったよ!」と。「あけましておめでとう」からはじまって、「(作品が)いい感じになってるよ」と教えてくれました。ドニーは先に編集から観ているんですが、ぼくは今回のプレミアで初めて鑑賞することになったので。

――完成後、初めてご覧になる機会だったんですね。いかがでした?

ちゃんと観たのが初めてだったんですけど、非常に面白いですよ。ドニーの作品の中でも新しい世界観のものですし、ドニーがこういったコメディアクションをやるのは、チャレンジングというか、レアじゃないですか。ドニー自身も緊張感を持って観ていたんですけど、上映中はみんなが爆笑したり、声も出たり、イイ感じで。ぼくも上映後に色んな関係者の方たちから、「丞威くん、すごく良かったよ」と言っていただけました。

――手応えアリですね。

もう、アリアリです(笑)。あとは公開されて、どういう反響があるかが気になるところですね。香港で先行公開するのは。実は珍しくて。中国が先のことが多いんです。旧正月(1月25日)でジャッキー(・チェン)の『Vanguard/急先鋒』が同時期に上映されているので、対抗するために情報も早めに出していくみたいで。ひょっとしたら、ジャッキーに勝てるんじゃないか……とちょっとした野望もあります(笑)。

『Enter The Fat Dragon 肥龍過江』予告(YouTube)https://youtu.be/prMa4VUCjfo

――ちなみに、今回はドニーさんと戦うシーンがかなりあるようですが。完成したものをご覧になって、いかがでした?

いいですよ!素晴らしい編集だな、と思いました。映画の尺の中で切りとらないといけないところもあったとは思いますけど、テンポも落ちず、最初から最後までワクワクドキドキしながら観ていました。本当に、楽しみにしていてだければいいな、と思います。かなりすごいアクションシーンになっています。ぼくは、ドニーと戦うシーンで初めてアクションするので、結構もったいぶって見せています。前半では、「この人は格闘技が出来る」程度に見せて、後半にバッチバチにドニーと戦うので、驚いていただけるんじゃないかと思います。

――日本公開はまだ決まっていませんが、期待している映画ファンにメッセージを。

竹中直人さんや、渡辺哲さん、フォーリンラブのバービーさんなど、日本からのキャストもたくさん出演されてらっしゃいますし、日本が舞台なのが大きな特徴です。だから、是非日本でも公開して欲しいし、やっぱり、これを期に日本中のみなさんにドニーの凄さを知って欲しいです。アクションが好きな人は、もちろんドニーを知っていますけど、まだ知らない方も多いと思うんです。あとは、そのドニーとぼくが戦ってますよ!という、ちょっとした自慢をしたいと思います(笑)。

――それは誇っていいと思います(笑)。残念ながら、谷垣健治監督は香港プレミアには参加できなかったんですよね。

そうなんですよ。谷垣さんは、次から次へと撮影に……ハリウッド映画にも参加していらっしゃって。今は、姫路城で撮影してるみたいですね。

――あの作品ですね。お二人の今後の飛躍が楽しみです。

『Enter The Fat Dragon 肥龍過江』は1月23日より香港・台湾で先行公開。日本公開は未定。

インタビュー・文=藤本洋輔

(執筆者: 藤本 洋輔)

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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