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「詐欺に近い」という意見も!? 中部大学「あおさにヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認」発表で『メルカリ』に高額出品も

ガジェット通信 / 2020年2月25日 12時0分

専門者会議によると、「今後1~2週間が感染拡大のスピードを抑えられるかどうかの瀬戸際」とされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。ネットにおいてはさまざまな情報が流れていますが、海藻のあおさが増殖抑制効果が確認されたという研究結果が発表されており、フリマアプリ『メルカリ』ではあおさのりの出品数が増えています。

研究結果を出したのは中部大学生命健康科学部の河原敏男教授と中部大学大学院工学研究科の林京子客員教授らのチーム。プレスリリースによると、「あおさに含まれるラムナン硫酸を培養したウイルスに接触させたところ、高い抗ウイルス活性を示した」としており、新型コロナウィルスについても次のように言及しています。

現在、中国を発生源として世界中にまん延しつつある新型コロナウイルスは動物から人間に感染したとみられている。ヒトからヒトに感染するヒトコロナウイルスと新型コロナウイルスの構造は類似しており、新型にもラムナン硫酸の効果があると期待している。

海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待─ (河原敏男教授、林京子客員教授ら)

https://www3.chubu.ac.jp/research/news/25840/ [リンク]

『メルカリ』では、あおさのりが大量に出品されており、中には「コロナ対策」と銘打って20000円で出品し「SOLD」になっているケースも確認できます。

しかし、中部大学の研究については実際にコロナウィルスで研究した成果ではなく、A型インフルエンザウイルスを用いた感染マウスの実験であることから、ネットではあおさの効果を疑問視する声も多数上がっており、「詐欺に近い」という意見も見られました。まだ研究段階の発表でもあり、消費者としては冷静な判断が必要なのではないでしょうか。

なお、厚生労働省公式Twitterでは、専門家会議の見解をツイート。感染拡大を防ぐために、下記のことなどを求めています。

・風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出をせず、自宅で療養

・風邪の症状や37.5°C以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある(高齢者や基礎疾患等のある方は、この状態が2日程度続く場合)は、決して我慢することなく、直ちに都道府県に設置されている帰国者・接触者相談センターに相談

・症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り回避する

・心配だからといって、すぐに医療機関を受診しない

追記 2020/2/25 18:30

18時現在、中部大学のリンク先が閲覧できなくなっています。

※トップ画像は『メルカリ』より

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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