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Fitbitのスマートウォッチ最上位モデル「Fitbit Sense」レビュー 月額サービス「Fitbit Premium」との組み合わせで健康管理の機能を強化

ガジェット通信 / 2020年11月26日 12時0分

Fitbitが10月に発売したスマートウォッチの最上位モデル「Fitbit Sense」のレビューをお届けします。ユーザーは6か月の無料体験ができる、健康管理とフィットネスの分析とガイダンスを提供する月額サービス「Fitbit Premium」も併せて体験してみました。

Fitbit Senseは、心拍計に加えて皮膚電気活動(EDA)や皮膚温を計測するセンサーを搭載するスマートウォッチ。EDAや皮膚温の計測によりストレス管理に役立てられるほか、24時間計測する心拍計では通常より高い、あるいは低い心拍数を検知して通知する機能を搭載します。

外観は、ディスプレイを囲むステンレス製のフレームがディスプレイのガラスと滑らかにつながり、高級感のあるデザインに。「Fitbit Versa 2」では画面に向かって左側にあったボタンは、タッチセンサー式のボタンに変更。ボタンの突起がなくなることで、洗練された印象になりました。本体は50m防水に対応しています。

裏側のセンサー部は、光学式心拍計、EDAを計測する電気センサー、皮膚温センサーを集積。

充電端子は4コの電極がセンサーを囲むように配置され、充電ケーブルのピンとマグネットで接合します。フル充電までにかかる時間は2時間程度。最大6日間のバッテリー寿命を実現しています。

デフォルトの画面は、歩数と睡眠スコア、心拍数を表示。タップするとそれぞれの数値を確認できます。クロックフェイスは、スマートフォンの「Fitbit」アプリからの設定で様々なデザインに変更が可能。

下にスワイプすると通知を表示、上にスワイプすると1日単位のデータや天気などのウィジェットを表示します。左にスワイプするとインストールされたアプリを表示し、アプリを選択して起動が可能。右にスワイプすると、画面の常時表示やスリープモード、明るさなどを設定できるクイック設定メニューを表示します。

歩数、階数、歩行距離、消費カロリー、心拍数や心拍数のピークゾーン時間、エクササイズといったFitbit Versaシリーズでも計測できる項目に加えて、Fitbit Senseが独自に計測できる項目を見ていきましょう。

EDAは、本体にプリインストールされた「皮膚電気活動」アプリから計測が可能。皮膚の発汗状態の微小な変化が計測でき、ストレスの状態を把握することができます。アプリを起動して、2分間で計測する「クイックスキャン」、スマートフォンアプリのガイドに沿ってマインドフルネスセッションと一緒に計測する「ガイド付きセッション」が選択できます。計測中は、手のひらで画面を覆うようにしてメタルフレームに触れることで計測が可能。フレームは電極としても機能するようです。

計測結果は、Fitbitアプリでマインドフルネスのセッション履歴から「セッション時間」「心拍数の変化」「皮膚電気活動」が確認可能。EDAの反応が少ないほど、穏やかな状態であることを示すそうです。

Fitbit Premium利用者は、心拍数やEDA、活動量の計測結果から「反応性」「活動のバランス」「睡眠パターン」の指標でストレスレベルの確認が可能。スコアが高いほど、ストレスが少ないという結果になります。

皮膚温は睡眠時に計測され、ベースの温度からの高低が日別に確認できる他、Fitbit Premium利用者は一晩の皮膚温の変化を見ることができます。ヘルプによると皮膚温を記録していくことで「パターンを特定し、傾向をつかむのに役立ちます」とあるのですが、健康管理にどう役立てることができるのか、今イチよく理解できませんでした。ベースの体温から大きく外れる動きがあった場合に、現在の体調を気にする材料になるかもしれません。

11月から、睡眠中の酸素飽和度(SpO2)の計測機能も追加されています。スマートフォンのFitbitアプリから本体に「血中酸素ウェルネス Tracker」のアプリを追加すると利用可能。アプリの「時計の文字盤」から「血中酸素ウェルネス Clear」をインストールすると、クロックフェイスからSpO2の値を確認できるようになります。SpO2は、睡眠時無呼吸症候群の兆候を判断する材料になるのですが、計測機能自体は医療的な診断を目的としたものとしては利用できないので注意が必要です。

最後に、Fitbit Premiumで強化される睡眠計測の機能を見ておきましょう。日々の睡眠スコアの詳細として、「睡眠時間」「深い睡眠とレム睡眠」「回復」の3項目でそれぞれスコアの詳細を確認できるようになります。特に注目したいのが「回復」の項目。睡眠中の心拍数の推移、血中酸素の推定変動量から、睡眠中の身体の回復度合いを評価します。

この他、本体に内蔵したGPSと連動したワークアウトマップ、Alexaに加えてGoogleアシスタントにも対応予定の音声アシスタント、「Deezer」「Spotify」と連携する音楽再生、Visaのタッチ決済に対応する決済機能のFitbit Payといった充実した機能が盛りだくさんですが、上記のように健康管理に特化した機能の進化が大きな特徴のFitbit Sense。さらに米国では心房細動を検出できるECGアプリが利用でき、今後国内でも提供が期待されます。健康管理を目的にスマートウォッチを使ってきた人、今後使ってみたいという人は、選択肢に検討してみてもよいのではないでしょうか。

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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