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「Oculus Quest 2」は初代の5倍の予約注文数を記録 Facebook日本法人がVR/AR関連事業の近況と今後を解説

ガジェット通信 / 2020年12月21日 19時0分

Facebook Japanが12月3日に開催したメディア向けラウンドテーブルでは、「Facebook」「Insagram」といったアプリ製品群に加えて、Oculus製品を含むVR関連事業やARの開発に関する近況や今後についても解説されました。この記事では、ラウンドテーブルからVR/ARに関連するトピックをまとめます。

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Facebookは8月、Oculusを筆頭とするVR/ARの研究開発チームを“Facebook Reality Labs”(以下FRL)という名称に変更。FRLは研究者、開発者、エンジニアからなるワールドクラスのチームで、日本でもFRL専任チームが立ち上げられました。

10月にはVRヘッドセットの新製品「Oculus Quest 2」(以下Quest 2)を発売。外部センサーを設置しなくてもX・Y・Zの3軸とそれぞれの回転動作の6DoF(six degrees of freedom)に対応し、パソコンや携帯電話に接続しなくても単体で動作するスタンドアロン型のVRヘッドセット「Oculus Quest(以下Quest)」の後継モデルで、CPUとRAMを強化し、解像度を向上。Quest 2の予約注文数は初代Questの5倍を記録し、販売も好調であると発表されました。

Quest 2では日本語対応やOculus製品で初の店頭販売など、日本市場への本格的な展開を開始。日本を重要な販売市場と位置付け、初代Questでは入手困難だったところをQuest 2では安定供給を実現している他、日本の開発者向けのサポートを改善するなどコンテンツの供給体制も強化しています。

日本発のコンテンツを拡充しているのも大きなトピック。「東京クロノス」のシリーズ作品「ALTDEUS: Beyond Chronos」、キズナアイをフィーチャーした「Kizuna AI – Touch the Beat!」を始め、「スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー」、「リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを」といった日本発のタイトルを続々とラインアップしています。

Quest 2の発売以降、新機能やコンテンツの追加も活発です。ユーザーの消費カロリーを推定し、身体を動かしていた時間を記録するフィットネス・トラッカー機能「Oculus Move」がリリースされた他、ユーザーインタフェースやコンテンツで90Hzのリフレッシュレートへの対応、PCとヘッドセットを接続して利用する「Oculus Link」のビジュアル品質の向上といった新機能が提供されています。家族や友人とVR体験を共有する取り組みとして、購入したゲームを他のユーザーへプレゼントする機能「App Gifting」の提供も開始しました。

コンテンツでは、人気ゲーム「Beat Saber」に新たに追加されたマルチプレイヤーモードでも遊べる、BTSのヒットソングを収録した「BTSミュージックパック」、映画『ジュラシック・ワールド』と『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の間の世界を舞台にしたゲーム「Jurassic World Aftermath」、『スター・ウォーズ』の世界を舞台にした新作ゲーム『Star Wars: Tales From The Galaxy’s Edge』といった強力タイトルがリリースされています。

ARに関しては、ARメガネに関する技術開発を研究するプロジェクト“Project Aria”が、メガネメーカーのEssilorLuxotticaとのパートナーシップにより、“レイバン”ブランドのスマートグラスを2021年にリリースする予定。InstagramではSpark ARを用いたARエフェクトの利用が進み、ARが身近になっていることから、今後ARにも注力していくとしています。

今後の展望として、同社はVR/ARをこれからの働き方を支援する技術として位置づけ。企業向けコラボレーションツール「Workplace」にQuestを使ったトレーニングやミーティング機能「Oculus for Business」を提供する他、仮想オフィス環境「Infinite Office」の開発を進めています。仮想オフィス環境では、ロジテック製のキーボードと連携して実物のキーボードを仮想空間に組み込んだり、現実の映像を重ねて映し出すパススルー表示を可能にするコンセプトが動画で紹介されています。

Infinite Office(YouTube)

https://youtu.be/5_bVkbG1ZCo

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