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『死霊軍団 怒りのDIY』中元雄監督&清野菜名インタビュー「ゾンビの血を浴びるのが夢だった」「腕ヌンチャクは難しい!」

ガジェット通信 / 2021年10月4日 17時0分

12人の監督と豪華キャストの共演による12本の物語からなるオムニバス映画『DIVOC-12』が大ヒット公開中です。

本作は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けている、クリエイターや制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援するためソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが発足した映画製作プロジェクト。『新聞記者』の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が中核となり、9人の監督が各監督の元に集結しています。

『DIVOC-12』の12本のオリジナル作品の中でもひと際個性を放つのが、上田監督チームの一員である中元雄監督&主演・清野菜名による『死霊軍団 怒りのDIY』。往年のカンフー映画やゾンビ映画への映画愛がふんだんに詰め込まれた作品で、中元監督の世界観と、清野菜名さんの魅力がふんだんにつめこまれた作品となっています。

筆者も大好きな本作、中元監督と清野さんにお話を伺いました!

ーー『死霊軍団 怒りのDIY』大変楽しく拝見させていただきました! 10分の中に色々な要素がギュッと濃縮されていますね。

中元:10分にどれだけ入れられるかを、どれだけ詰め込めるかという感じでした。ゾンビもやってアクションもやって…。清野さんにお願いしたのは、僕が元々ファンで。『TOKYO TRIBE』からずっと映画を観させていただいていて、この『DIVOC-12』の企画に参加することになって、お願い出来ないかなと勇気を出して…。ありがたいことにOKをいただいたので、そこからアテ書きで脚本を書いて。

ーーご本人の前ではちょっと恥ずかしいかもしれないのですが、清野さんのどんな所に注目されていたのでしょうか?

中元:アクションはもちろん、お芝居もすごく好きで、他の女優さんとはちょっと違う雰囲気というか。自分でこう話してて恥ずかしいのですが、とにかくファンだったんです(笑)。「清野菜名さんVS.ゾンビ」という画がとれるというだけで、今までの人生で一番喜びました。この撮影が人生で一番楽しかったです。

清野:そう言っていただけて、本当に嬉しいです!

中元:この映画は清野さんでないと説得力が出ないキャラクターだと思いますし、お願い出来て本当に良かったです。

清野:大きい作品でも「皆で作っている」という感じはもちろんあるんですけど、この作品は一からみんなで作り上げたという感触があって。皆でものづくりをするということは、こういうことなんだって。すごく楽しかったです。

【動画】映画『DIVOC-12』より『死霊軍団 怒りのDIY』本編一部公開

https://www.youtube.com/watch?v=GqePbeqdBGo

ーー清野さん、念願のゾンビ作品だったそうですね。

清野:現場でも監督にお話させていただいたのですが、ゾンビ映画で、ゾンビに追いかけられて、ゾンビの血を浴びるのが本当に夢だったので(笑)。その夢が実現出来るってすごく楽しみでしたし、監督もアクションがすごく大好きで、これまでもカッコ良い作品を撮られていたので、「私も中元監督の世界観にどっぷり浸かりたい!」という想いで。

ーー初“血浴び”はいかがでしたか?

清野:気持ち良かったです!!

中元:衣装合わせの時に、「結構血のりがかかるかもしれないですが、大丈夫ですか?」とお聞きしたら、「全然、大丈夫です!」と即答してくれて。

清野:タイトなスケジュールでの撮影だったので、血を浴びれないかもしれない…って何度か話が出たんですよ。でも「絶対やりましょう!これをやりにきたんですよ〜!」って(笑)。

ーー血浴びが叶って、本当に良かったです!(笑)ゾンビの片腕をヌンチャクにしているシーンもありましたね。

清野:すごく面白い演出ですしテンションがあがったのですが、本物のヌンチャクじゃないので、「ホワチャー」的な掛け声をしていても全然動かなくて。何度かやり直しました。腕ヌンチャク難しいんです!

中元:腕ヌンチャク、昔からやりたかったんです。

清野:普段アクションシーンを撮っていてもなかなか出せない声とか、振り切って出来たのですごく気持ち良かったです。現場でも「ここのアクションはどうしたら良いですかね?」って監督と話しながら決めていったりして。「ここはジャッキー・チェンですかね?」とか。すごく楽しかったです。

アクション監督の下村勇二さんが、私がミラ・ジョボヴィッチが好きで『バイオハザード』がきっかけでアクションを始めたということも知ってくださっていて、ミラ・ジョボヴィッチの要素も取り入れてくださったんです。

中元:下村さんや藤原カクセイさんは『キングダム』など大きな映画をたくさんやられていて、そんな皆さんが自主制作的なノリで楽しみながらこの作品をやってくださって、後から「楽しかったよ」と言ってもらえたのがめっちゃ嬉しくて。僕はただの若手監督なので下村さんとご一緒出来るなんて本当に光栄で、清野さんもですが、短編だったのでスケジュールがとれたというのも幸運だったと思います。

清野:カメラマンの工藤哲也さんも、普段からアクションを撮ることが多い方で、私も『今日から俺は!』でご一緒したことがありました。工藤さんご自身が、アクションを的確に撮影することが出来る様に普段から筋トレをしているんです。そういうプロフェッショナルの方達が集まって、こういう楽しい作品が出来たことが嬉しいです。

中元:本当に感謝です。一番、僕が驚いています。

ーー今回は10分の短編となっていますが、お2人のタッグで長編も観てみたいです!

中元:そんな機会がまたありましたら、本当にありがたいです。カッコいいアクションというのは、の作品でたくさんあるので、僕に出来るのは面白い要素も入ったアクションだと思っています。

清野:もしまたご一緒できたら、『ウォーキング・デッド』大好きなので、ゾンビを倒す設定、頭を撃ち抜くとか…とかそういう設定の作品に出演してみたいです! あと、本作での話なのですが、千葉真一さんの真似をあんなにやったのに、カットされている!と思って(笑)。

中元:本当にごめんなさい!(笑)カットしないで、全てを入れてver.が20分くらいで作れそうなので、いつか世に出させていただきたいと思っています。

ーーディレクターズ・カット版、ぜひ期待しております!

中元:ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。コロナ禍に撮影をしたことで、「こじんまりした作品」と思われたくなかったこともあって、撮影に制約がある中でもベストを尽くして良い作品を作りたいなという思い、面白いもの作ってやるぜ!という気合いがつまった作品なので、多くの方に楽しんでもらえたらありがたいです。

ーー最後になってしまうのですが、中元監督ワールドとも言える、このレトロだったり面白い世界観の原点というか、子供の頃から映画好きだったのでしょうか?

中元:僕が1991年生まれで、子供の時にテレビで放送していたのがジャッキー・チェンの映画とか、『ターミネーター2』とかだったんですね。親もホラー映画が好きだったので、ホラー映画も観ていました。そこから中学生くらいになって自主映画を作り始めて、今でも同じ様な事をやってるって感じなんですけど。

清野:中学生の頃から映画を作っているなんてすごい!

ーー清野さんは子供時代はどんな映画がお好きでしたか?

清野:小学校の頃はから『ハリー・ポッター』が大好きで、公園に行って木の枝を見つけて削って杖を作ったり、友達と「ここを覚えよう」って何度も同じシーンを観て練習したりしていました。

中元:すごい、もう女優じゃないですか!

清野:そういう事がきっかけだったりするんですかね?自分では気付いていなかったんですけど、その頃から演じることが好きだったんだなあと思います。

ーーすごく素敵なエピソードを教えていただき感謝です!今日は楽しいお話をありがとうございました。

『DIVOC-12』

大ヒット公開中

キャスト:横浜流星 / 松本穂香 小関裕太 / 富司純子 藤原季節

石橋静河 / 小野翔平 窪塚洋介 / 安藤ニコ おーちゃん / 清野菜名 高橋文哉

蒔田彩珠 中村守里 / 中村ゆり 髙田万作

笠松将 / 小川紗良 横田真悠 / 前田敦子

監督:藤井道人 上田慎一郎 三島有紀子

志自岐希生 林田浩川 ふくだみゆき 中元雄 山嵜晋平 齋藤栄美

廣監督、エバンズ監督、加藤監督

(C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

https://www.divoc-12.jp

撮影:オサダコウジ

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