全社畜たちが待っていた!? Windows8＆Office搭載のタブレット「日本エイサーIconia W3-810」なら場所を選ばずバリバリ仕事できるぞ！

ミニタブレット市場が激化する中、日本エイサーは、8.1インチのWindows8搭載タブレット「W3-810」を発売した。

こちらは、世界初となる8.1インチのWindows 8タブレット。タブレットPCというより「AndroidタブレットのWindows 8搭載モデル」という印象が強いが、本当のところどうなのか……舐めまわすように触って検証してみた。

まず、本体のサイズがAndroidタブレットとほぼ同じなため、ついつい縦方向で使おうとしてしまうが、Windows 8も縦方向に対応しているのでこれはまったく問題ない。縦方向でのWindows 8って、ちょっと新鮮かも。

本体のサイズは、縦方向で使用する場合で高さ219mm、幅134.9mm、厚さ11.4mmと、7インチタブレットより気持ち大きめという印象である。取り回しの感覚も同様で、やはりタブレットPCというよりはAndroidタブレットに近く、バッグなどに放り込んで手軽に持ち運びができるため、デイリーユース向きだ。サイズ的には、片手で持つことも可能だが、500gという重さは長時間保持するにはやや厳しい……かもしれない。

インタフェースでは、本体を縦方向で使う場合で上面に電源ボタン、MicroUSBポート、HDMIコネクタがあり、右側面にmicroSDカードスロット、ボリュームボタンを装備、下面にはステレオスピーカと電源コネクタがある。

カメラは前面、背面ともに200万画素のものを搭載。このほか、前面の下部（縦方向で使う場合）にはWindows 8のスタートボタンがある。タブレットではとっさに上下が分からなくなるときがあるが、スタートボタンの位置で、常に正しい向きで本体を持つことができる。なお、横方向で使う場合には右手の親指で押しやすい位置になる。

では、ディスプレイはどうだろう。

8.1インチのディスプレイは、1280×800の解像度で高精細な印象。タッチパネルは、同時に5本の指を認識できる「5点マルチタッチ」対応である。これによりゲームなど複数人数での操作も可能となっている。

また、ディスプレイはPCと同じくマルチウィンドウ対応なので、例えば、動画を見ながらSNSに書き込みをするといった使い方もでき、バリバリに使える！

では、お待ちかね、「W3-810」の一番のウリであるWindows 8を試してみよう。

ハードワーカーにとって、8.1インチサイズなのにWindowsを起動できるメリットは非常に大きい。WordやExcel、PowerPointといったビジネスで多用するファイルをコンパクトなタブレットで扱えるメリットはかなりのものである。

実際に触ってみると、解像度は十分で、ちょっとしたときに「W3-810」を起動し、ファイルをいじるのにも使いやすい。Atom Z2760（1.80GHz）のCPUと64GBのメモリで動作は快適で、Officeアプリもサクサク動いた。

これがあれば、例えば、Outlookのメールやクラウドサービスからビジネス用のファイルを開き、編集して送り返すといった作業がどこでも、しかも手軽に行える。

職種によっては直行直帰が増えて、場所を選ばず仕事を効率的に行えるようになるだろう。これはもう「全社畜向けタブレット」と言っても過言ではない！

なお、オプションでBluetoothキーボード（別売り）が用意されているので、ソフトウェアキーボードが苦手な人でも、これさえあれば喫茶店などで場所を取らずに仕事を進めることができる。

仕事に使えることはよ～く分かったが、では動画を観たりするのはどうか……ということで、オンライン動画配信サービス「hulu」の1カ月間無料視聴キャンペーンで、早速、映画を観てみた。

印象としては、黒がしっかりと黒い、なかなか上質の映像を楽しむことができた。また、ステレオスピーカを搭載しているので音も予想以上のクオリティ。なお、バッテリーは3400mAhと大容量で、8時間の駆動が可能だ。

Androidタブレットと比較すると、やや重さが気になるところだが、Windows 8搭載PCとして考えれば十分にコンパクトで軽量と言える。価格も5万円台（7月現在）で、やはりWindowsを使いたおしたいという、社畜……いや、「ビジネス指向の強い方」に特にオススメしたい。

【関連情報】

日本エイサーIconia W3-810

http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/model/NT.L1JSJ.003