端を折り曲げたようなサブディスプレーが特徴の『GALAXY Note Edge』 この『エッジスクリーン』だけでどこまでスマホとして使えるか検証してみた
ガジェット通信 / 2014年11月19日 12時0分
ドコモとauから発売された約5.6インチスマートフォン『GALAXY Note Edge』は、画面の右端を折り曲げたような独自の形状が特徴。この側面の『エッジスクリーン』と呼ぶサブディスプレーで情報を表示したり操作ができます。編集部はこの『エッジスクリーン』に注目してレビューを実施、『エッジスクリーン』だけでどこまでスマートフォンとして使えるのか検証してみました。
『GALAXY Note Edge』は、大画面ディスプレーを搭載し、タッチペン操作も可能なことが特徴の『GALAXY Note』シリーズ最新機種。OSにAndroid 4.4、2.7GHzのクアッドコアCPU、約5.6インチのQHD(2560×1440)ディスプレー、約1600万画素のメインカメラ、32GBの内蔵メモリーと3GBのRAM、3000mAhの大容量バッテリーとスペックは充実。
付属のタッチペン『Sペン』による操作や手書き入力、ペン先を画面から離しても操作できる『エアコマンド』も従来どおり利用できます。
今回注目するのは、側面の領域を2560×160ドットのサブディスプレーとして利用できる『エッジスクリーン』。さまざまな情報の表示や操作が可能になっています。画面を正面に見て左右方向にフリックすると、機能別のパネルに切り替えが可能。この『エッジスクリーン』だけでどんなことができるのか見ていきましょう。
●電話としての利用時に活躍
まず、『エッジスクリーン』が電話として使えるかどうかを検証します。着信時には『エッジスクリーン』をスワイプして受話か保留かを選ぶことができます。メインディスプレーで他のアプリを起動していても邪魔になりません。
スピーカーアイコンをタップしてハンズフリー通話に切り替えれば、本体を机の上に置いたままで着信から通話が可能に。
よく通話する相手は、『Direct Dial(クイック通話連絡先)』のパネルに10件まで連絡先を登録でき、電話をかけたい相手をタップするだけで発信が可能。『エッジスクリーン』だけで電話として利用できることが分かりました。
●『エッジスクリーン』だけでカメラ撮影が可能
『お気に入りのアプリ』パネルには、よく利用するアプリを起動するショートカットを配置できます。デフォルトで配置されているアプリのひとつがカメラ。たとえば、『エッジスクリーン』でカメラを起動し、さらに撮影まですることができるのです。
カメラを起動すると、シャッターボタンなど操作系のボタンは『エッジスクリーン』にまとめて表示されます。被写体にボタンをかぶせて表示しないため、撮影後の写真のイメージがよりはっきり分かりますね。
インカメラに設定しておけば、本体を机に置いたままでもカメラの起動と撮影が可能に。どんなときに使うかはアイデア次第ですが……。ちなみに『GALAXY Note Edge』のインカメラはF値1.9で370万画素、さらに『ワイド自分撮り』機能を使えば最大120°の広角で撮影が可能。自撮りに適した高性能カメラが利用できます。
●SMSや『Twitter』の通知がすぐわかる
通知を見る画面として最適な『エッジスクリーン』。『Eメール/SMSパネル』ではSMSの送信者だけでなく、短文なら本文もそのまま確認できます。
『Twitter』の@メッセージやダイレクトメッセージも確認できます。『Twitter Trends』のパネルでは、現在話題になっているキーワードを表示。タップするとツイートの検索結果をメインのディスプレーに表示するほか、『Twitter』アイコンをタップしてメインのディスプレーに『Twitter』を起動することもできます。
●通知を1画面にまとめた『ブリーフィングパネル』と『情報ストリーム』
不在着信やメール受信通知を1か所でまとめて確認できるのが『ブリーフィングパネル』。気象情報に加えて、任意のアプリを設定して通知を表示できるので、未読メールのチェックなど、ロック画面を解除したらすぐにやりたいことをこの画面から実行できます。
『情報ストリーム』は、画面OFFの状態でも通知を確認できるパネル。画面OFF時に『エッジスクリーン』を上下になぞると表示されます。ここでは気象情報、時刻、カレンダーに加えて、SMSや『Twitter』の通知も表示されるので、ポケットから取り出したときなどに画面をONにしなくてもサっと通知を確認できます。
●便利なツールにゲームも遊べる
パネルの上から下にフリックして表示できる『クイックツールパネル』には、『エッジスクリーン』だけで使える便利ツールが集められています。『エッジスクリーン』をそのまま定規として使えるルーラー、タイマーやストップウォッチ、トーチ、ボイスレコーダーが利用可能。特に、暗がりで物を探したいときに使うトーチ、録音したいときすぐに使いたいボイスレコーダーが画面ロックを解除しなくても起動できるのは便利ですね。
『エッジスクリーン』で遊べるゲームもあります。『メモリーマッチ』は、時間が経つと伏せられるカードを覚えて2枚1組で開けていく、神経衰弱っぽいパズルゲーム。ちょっとした時間にすぐ起動して遊べるので、ついハマってハイスコアを目指してしまうかも。
●ダウンロードパネルで可能性が広がる
『エッジスクリーン』のパネルはSamsungアカウントを使って追加のダウンロードが可能。たとえば、ジョルダンの『乗換案内』アプリで検索した結果をエッジスクリーンに表示するパネルや、ゲームなどがラインアップされています。『エッジスクリーン』の可能性を広げるアイテムとして注目できますね。
このように、単体でもさまざまな機能が利用できる『エッジスクリーン』を搭載した『GALAXY Note Edge』。高機能化してどれも横並びな印象になったAndroidスマートフォンの中で、新たな機能と個性がもたらされた製品として注目できます。10月に発売したCharcoal Blackに加えて、11月13日にはFrost Whiteが発売されたばかり。記事を読んで興味を持った方は、一度店頭で手にしてみては。
『GALAXY Note Edge』主な仕様OS:Android 4.4
サイズ:約W82×D151×H8.5mm
重量:約177g
ディスプレー:約5.6インチ (1440+160)×2560 Quad HD+ 有機EL(Super AMOLED)1677万色
外部メモリー:microSD/microSDHC/microSDXC(最大128GB)
カメラ:有効画素数約1600万画素 裏面照射型CMOS
インカメラ:有効画素数約370万画素 裏面照射型CMOS
CPU:APQ8084 2.7GHz クアッドコア
バッテリー容量:3000mAh
ROM/RAM:32GB/3GB
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:対応
防水/防じん:非対応
NFC:対応
カラー:Charcoal Black(チャコールブラック)、Frost White(フロストホワイト)
ウェブサイト:
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