JRA福永祐一コントレイル「3冠失敗」のサイン!? セントライト記念馬が「クビ差」で名手の菊花賞制覇を阻んだ5年前との共通点とは

ギャンブルジャーナル / 2020年9月22日 13時0分

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 21日、中山競馬場で行われた菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)はバビット(牡3、栗東・浜田多美雄厩舎)が優勝した。同馬はこれで未勝利戦から破竹の4連勝、菊花賞(G1)でも注目の存在に浮上した。

 前走のラジオNIKKEI賞(G3)は8番人気の穴馬に過ぎなかったこともあり、5馬身差で圧勝しながらフロック視されたのか4番人気に甘んじたバビット。だが、果敢に先頭を奪うと1000m過ぎから連続して加速ラップを刻むロングスパートを披露。春の重賞を制した実力馬であるサトノフラッグ、ガロアクリークの追撃を退けた。

 内田博幸騎手は「距離が延びても折り合いはつくし、いい形でこの馬のレースができれば、本番でも十分にチャンスはあると思います」とコメント。改めてスタミナ勝負への適性を見せたバビットは、菊花賞で3冠を目指すコントレイルにとっても脅威となり得るかもしれない。

 その予兆といえそうなのが、5年前のセントライト記念を優勝したキタサンブラックが、菊花賞も制した当時の状況である。バビットとキタサンブラックの2頭にはちょっとした共通項があるのだ。

後の7冠馬キタサンブラックも日本ダービー(G1)14着から臨んだセントライト記念では6番人気の評価に過ぎなかった。そして、血統的にもスプリンターだったサクラバクシンオーを母父に持つことから距離の不安が囁かれた。だが、5番人気に支持された菊花賞ではディープインパクト産駒である福永祐一騎手の優勝候補リアルスティールをクビ差で破り、G1初勝利を手に入れた。

 これに対してバビットも4番人気で臨んだセントライト記念を優勝し、血統的にも母父は世界的なマイラーであるタイキシャトルだ。菊花賞では福永騎手がコンビを組むディープインパクト産駒コントレイルとの対決が待っている。

5年前に比べると無敗のクラシック2冠馬が相手となるのは強敵だが、スタミナを活かせる展開になるようならチャンスはあるだろう。

「コントレイルは2400mのダービーをこなしましたが、これだけで一気に600m延長となる菊花賞も問題ないと考えるにはまだ不安がない訳ではありません。バビットがハイペースからのロングスパート合戦に持ち込む展開になれば、内田騎手が言うようにチャンスがあるかもしれませんよ」(競馬記者)

 3歳牝馬はマルターズディオサが紫苑S(G3)、リアアメリアがローズS(G2)を制し、勢力図に大きな変化は見られなかったが、牡馬はバビットがセントライト記念で春の実績馬を倒した。

 何より、バビットがコントレイルと未対戦であることは大きな魅力だ。

 2冠馬相手にどのような走りを見せてくれるだろうか。10月25日の本番を楽しみに待ちたい。

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