JRA国枝栄厩舎「ポスト・アーモンドアイ」へ――ディープインパクト産駒、C.ルメール騎乗の注目馬サトノレイナス試金石の一戦!

ギャンブルジャーナル / 2020年10月4日 9時0分

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 4日の中山9Rには、注目の2歳牝馬限定戦サフラン賞(1勝クラス)が行われる。

 その中でも最注目馬として人気を集めそうなのが、サトノレイナス(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 母は、アルゼンチンの1000ギニーにあたるポージャ・デ・ポトランカス(G1)、オークスにあたるセレクシオン大賞(G1)をともに楽勝した名牝。父には「日本の至宝」ディープインパクトを持つ良血馬である。

 オーナーは数々の名馬を送り出す、サトミホースカンパニーの里見治氏。香港ヴァーズ(G1)や宝塚記念(G1)を勝利したサトノクラウン、菊花賞(G1)や有馬記念(G1)を勝利したサトノダイヤモンドなど、挙げ始めればきりがない。

 サトノレイナスもそんな名馬たちに続けと、昨年の春に発売された各POG(ペーパーオーナーゲム)誌でも大きく取り上げられた。

『Gallop臨時創刊 丸ごとPOG』(サンケイスポーツ)のインタビューでは、里見氏自身が「2歳のラインアップの中で、牡馬も合せて間違いなくナンバーワンです」と断言しており、否応なしに期待は高まっていた。

 今年の2歳新馬戦の初週、東京マイルの牝馬限定戦でデビューを迎えたサトノレイナスは、1.4倍の圧倒的支持を集め1番人気。

 レースでは中団につけ、終始外々を回す競馬。最後の直線では、他馬に寄られて外に逃げるような幼さを見せたが、人気に応え勝利を掴んだ。

 騎乗したC.ルメール騎手は「まだ子供で、直線は内の馬を見て外へ行きました。まっすぐ走れば楽勝でした」とコメント。能力は認めつつも、精神面での課題を挙げた。

 サトノレイナスの兄は、父にディープインパクトを持つサトノフラッグ。今年の弥生賞(G2)を快勝した全兄は、皐月賞(G1)でルメール騎手が騎乗した。5着に敗れたサトノフラッグについて「相手が強いのは分かっていたけど、こちらもいい脚が使えると思っていた。ちょっと分からない……」とコメント。

 精神面で不安定なのは、兄妹揃って似ているのかもしれない。

 とはいえ、兄のサトノフラッグはデビュー戦で6着に敗れた後、弥生賞まで3連勝。サトノレイナスも叩いた上積みが見込めるなら、新馬勝ちを収めた意味は大きいといえるだろう。

 サトノレイナスを管理するのは国枝栄厩舎。ルメール騎手とのコンビという意味では、現役最強と謳われるアーモンドアイと同じである。

 国枝調教師にとっても、今年一杯の引退が囁かれるアーモンドアイに代わる厩舎「看板馬」として、期待は大きいのではないだろうか。

 ルメール騎手にとっても、主戦を務める「スターホース」がいなくなるのは同じ。本馬に懸ける期待は小さくないはずだ。

 そして、ポスト「アーモンドアイ」へ――

 サトノレイナスにとって、ここが試金石の一戦となりそうだ。

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