JRAジャパンC(G1)コントレイル「茨の道」待ち受ける!? 矢作師「デアリングタクトも出てくるということで」も…… 過去の3冠馬が避けられなかった明と暗
ギャンブルジャーナル / 2020年11月7日 7時0分

今年のジャパンC(G1)は空前絶後の盛り上がりを見せるかもしれない。
先週、東京競馬場で行われた天皇賞・秋(G1)をアーモンドアイが制し、見事に8冠を達成したばかりの競馬界にまたしてもビッグニュースが飛び込んだ。
牝馬で史上初の無敗3冠に輝いたデアリングタクトが、次走にジャパンCを予定していることは既知の事実だった。だが、これに加えて同じく牡馬クラシック無敗3冠を成し遂げていたコントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)も同レースに参戦することがわかった。
同馬を管理している矢作芳人調教師が「デアリングタクトも出てくるということで『ファンの盛り上がり、競馬としての盛り上がり』を考えても、そういう決断に至りました」とコメントをすれば、デアリングタクトを育成したノルマンディーの岡田牧雄代表も「コントレイルが参戦を表明してくれて、凄く嬉しく思います。これでアーモンドアイも出てくれれば最高ですね」と対決を歓迎した。
同年度に牡牝で無敗3冠馬の誕生は、競馬史を塗り替える大偉業だった。
これだけでも競馬ファンや関係者にとって十分な衝撃なのだが、さらに2頭の対決が実現するというのだから、これが盛り上がらない理由がない。
さらに注目すべきはそれぞれの陣営の心意気だろう。無敗馬同士の対決となれば、必ず勝者と敗者が生まれるため、いずれかは「無敗」ではなくなってしまうリスクもある。目先の勝利だけではない。はたして2頭のどちらが強いのか?春から多くのファンが待ち望んでいた答えが、このジャパンCの舞台でようやくわかるのだ。
その一方、コントレイル陣営にとっては気掛かりなデータもないことはない。以下は過去、菊花賞の次走に3冠馬が出走した有馬記念(G1)の成績である。
2011年 オルフェーヴル1着
2005年 ディープインパクト2着
1994年 ナリタブライアン1着
奇しくもコントレイルの父ディープインパクトは、ハーツクライの前に2着と敗れたが、オルフェーヴル、ナリタブライアンの2頭は優勝と相性は悪くない。3冠馬の条件を外しても、2016年のサトノダイヤモンドや、2012年のゴールドシップのように3歳で優勝しているケースもある。
これに対し、次走がジャパンCだった場合は、難易度が急騰する。
該当するのはシンボリルドルフのみだが、同馬は3着に敗れて有馬記念を優勝しているレアケース。また、3歳牡馬がジャパンCを3着以内に好走することはあっても、優勝した例は非常に少ない。
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