JRA M.デムーロは「何故」大舞台で勝てなくなったのか。安藤勝己氏が指摘した「無難さ」と「神」が降りた重賞9週間連続3着以内

ギャンブルジャーナル / 2020年11月23日 11時0分

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「まだ4歳ですから、とても楽しみです。どうもありがとうございます!」

 22日、阪神競馬場で開催されたマイルCS(G1)は、グランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が単勝1.6倍という圧倒的な人気に応えて勝利。安田記念、スプリンターズSに続くG1・3連勝を飾った。

 今週もまたC.ルメール騎手だった。この秋は1番人気がG1で負けなしの6連勝中であることが話題になっているが、無敗の三冠を成し遂げたデアリングタクトの松山弘平騎手、コントレイルの福永祐一騎手を除けば、すべてルメール騎手による勝利だ。

 ルメール騎手はこれで今年G1・7勝を含む、重賞16勝目。自身が持つ年間G1・8勝(JRA開催のみ)に迫る勢いであり、ジャパンC(G1)のアーモンドアイなど、今後の騎乗馬を考慮すれば記録更新も十分に可能だろう。

 一方、得意であるはずの大舞台で、またも煮え湯を飲まされたのが2番人気のサリオスに騎乗し、5着に敗れたM.デムーロ騎手だ。

「グランアレグリアだけじゃないよ」

『netkeiba.com』で連載中のインタビュー企画『M.デムーロ世界一になる Road to No.1』で、サリオスと挑むマイルCSについて「自信があります」と意気込みを語っていたデムーロ騎手。

「インディチャンプも強いし、アドマイヤマーズもレシステンシアもいる。今年は半端なく強いメンバーが揃ったと僕は思うよ」とグランアレグリア以外のライバルにも警戒を強めていたが、レースは皮肉にもその言葉通り、インディチャンプやアドマイヤマーズにも先着を許す辛い結果となった。

「大舞台に強い」というフレーズはデムーロ騎手にとって、お馴染みの謳い文句であり、何よりの名誉だろう。

 しかし、今年は春こそ大阪杯(G1)とNHKマイルC(G1)を勝って健在をアピールしたが、実は重賞勝ちはそれが最後……。5月10日のNHKマイルCから半年以上、G1どころか重賞勝利からも遠ざかっている。

 この日のマイルCSでも、今のデムーロ騎手の「不調ぶり」が集約されたような騎乗だったと述べざるを得ない。

 今回初騎乗となったサリオスは、同時にJRA騎手としてデビューするなど、長年のライバル・ルメール騎手からの“おこぼれ”だったが、それでも今のデムーロ騎手にとっては極めて大きなチャンスだったに違いない。

 しかし、レースではまさかの出遅れ。特に促すこともしないまま、後方から終始外々を回らされての5着……結果的に、大外枠の不利をまともに受けた騎乗だった。

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