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我らげむすぱ探検隊、「gamescom」会場の入口を探して放浪中…大型ゲームイベントで滞在した欧州は素晴らしいところでした【取材レポート】

Game*Spark / 2024年9月23日 18時0分

ドイツで8月21日から24日かけて開催された大型ゲームイベント「gamescom 2024」。本記事では、様々な取材記事を執筆した筆者による現地レポートをお届けします。

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初めてのドイツ


普段から旅行や仕事であちこち(?)渡り歩いている筆者。ドイツは初めてなので期待に胸を膨らませながら、エアラインに揺られておりました。出発前には宇宙天気予報を見つつ、飛行中、北極圏上空を通過しながら「オーロラ見えないかな」とソワソワもしていたり。まあそもそも時期的に見えるのかという部分はありますが、そこは置いておいて……!


緊張の入国審査


そして入国審査です。ここ数年アメリカに入国する度になかなか厳しめなTSA(Transportation Security Administration)の職員殿に出会う経験があったのと、またドイツは規則に厳しい国という印象があったので「何かトラブルがあってはいけない」と気持ちを引き締め、ピシッと書類を揃えて入国管理官殿に渡しました。


入国管理官「お前パスポートは日本だけど出身はアメリカ?」
筆者「生まれも育ちもジャパンですよ!?」
入国管理官「ごりごりのアメリカ英語だからてっきり……まあいいや通って良し」


物凄くあっさり入国。この「その英語……アメリカから来たんか?」系の質問は、ここに限らず今回の滞在で現地人と思しき方々から高頻度で聞かれたと思います。


最初は「ようやくいっぱしの英語力が身についてきたのかしら」なあんてフフンと自慢げになっていた筆者ですが、この話を聞いた英国の友人が終始ニヤニヤしていたので、これはあれか、婉曲表現としての「いいお召し物ですね」と同じハイコンテクストなコミュニケーションが背後に横たわるアレなのかい……?(真相は闇)


圧巻の大聖堂


初見で「Fern」をフェルンと読みかけた筆者。絶対に違う。

空港から電車に揺られていざ目的地のケルン駅へ。掲示板に書かれたドイツ語がさっぱり読めないものの、字幕(?)や音声案内で英語も同時に使用されていたので、それを頼りに電車へ乗り込みました。綴りでさっぱりわからなくても、音で聞けば「あ、もしかしてあの単語?」とうっすら判断できるのが面白い。


車内では、ドイツの大学で教鞭を執っておられるという先生と雑談に花を咲かせました。おすすめの観光地などを教えてもらいつつ、「最近のドイツの若い世代はあまり英語を話そうとしないから苦労するかもねー」なんてコメントを頂き少し不安になるなどしました(実際のところ、今回の滞在で英語で困る経験はありませんでしたが……)。


そんなこんなで到着したケルン駅。


駅からのほほんと外に出た瞬間「ケルン大聖堂」がどかーんと目の前に鎮座してまして、もうびっくり。そのあまりにも重さを持った存在感に、まるで歴史にぶん殴られているかのような感覚(?)を得たほどです。


スーツケースやキャリーケースの持ち込みはNG。バックパックなど身軽な格好で行くと良いでしょう。
ずっと口をあんぐりとしたままだった筆者。感動のあまりずっと立ち尽くしていたと思います。

後日、改めて内部を見学させてもらいましたが……何度も繰り返しますが圧巻の一言でした。そして、学生時代にどうしてもっと世界史を勉強してこなかったんだと小さくない後悔の念も抱きました。いやほんと、もし知識があればもう少し奥まった部分まで分析できる楽しみがあったのに……! また次回に持ち越しですね。ちなみに入場料は無く、代わりに寄付金を受け付けていました。それもタッチ決済対応だったので、時代を感じます。


食事がうまい!


ちょっと脇道にズレますが、いやぁ……誘惑に負けて昼からビールを飲んでしまった……という写真。フライも美味しかったですね。この時飲んだものは口当たりも軽く、アルコールにそこまで強くない筆者でもスルスルいけてしまいました。なおホテルの朝食では、各種チーズが自由に選べたので、もう嬉しくて嬉しくて……!


会場入口はどこだ!?


ここからは初日に行われた「Opening Night Live」の様子をご紹介。gamescom 2024の会場があまりにも広大なため「North Entrance(北口)へ行け」と事前案内があったにもかかわらず、筆者含む我々ゲムスパ組は見事に道に迷ってWest Entrance(西口)へ到着していました。


「ようこそ我ら”gamescom入口捜索隊”へ」そう声をかけてきたのは、アフリカからやってきたというゲームメディアの皆様。彼らも筆者たちと同様、道に迷いに迷って西口へ辿り着いたそうですが、「まるでRPGみたいだな!」とむしろ嬉しそうなのがさすが同業者といいましょうか。


アフリカ勢「日本からHere comes a new challenger!(挑戦者が現れた!)ってやつだな」
筆者「いやそれじゃ格ゲーだろう」
アフリカ勢「じゃあHere comes a new “skins”!(自身と交互に指さしてニヤリとする)」
筆者「センシティブなネタ振りはやめろ!(ほんとうにやめろ)」


そんなやり取りをしつつ、紆余曲折を経てようやく本来の入口に辿り着いたときは、すでに疲労の影が……!


迷いに迷ったものの、幸い開場後のそこそこ早いタイミングに到着していたおかげで、座席も会場前側の方に座れたのがラッキー。ただし売店の飲み物が信じられないくらい高く思わず閉口してしまいました。驚くなかれその価格、コーラ2本で14ユーロ(記事執筆時点で1ユーロ=160円前後、合計で約2,300円)。富士山頂の売店レベルではないでしょうか。


実際の会場


ここからは、実際の会場の様子をぶらりと写真でご紹介してまいりましょう。あくまで個人的な印象による感想という前置きをしつつですが、昨年取材した「Summer Game Fest」よりも遥かに広大な施設でした。イベントに関連した各記事は、改めて下記のリンクからご確認くださいませ。

欧州最大のゲームイベント「gamescom 2024」関連記事をチェック!


ところで、「オープニングナイトで散々迷ったのだから、イベント当日はまっすぐ目的地へ行ける」と思いますでしょう? 迷いましたよ。似たような迷える人たちがお互いに顔を見合わせて会釈しては合流を繰り返すうちにそこそこの集団になってゲートに向かう、という流れは全日とほぼ同じでした。時間帯的にメディアの方ばかりだったので、ご同業の皆様と雑談しつつ情報交換。こういう何気ない会話が結構楽しかったりするんです。


ともあれ、楽しい時間はあっという間に過ぎて帰国日がやってきました。イベント参加で忙しく、なかなか観光するタイミングが無かったので、最後に名残惜しくケルン駅周辺を散策した筆者。来年また来る機会があれば、その時はもっとあちこちに足を伸ばしてガッツリ観光もしたいですね!


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