なんとなくだるい…東洋医学で見る「春うつ」のときに食べたいモノ
GATTA / 2018年4月20日 20時30分

新生活に慣れた頃になりがちな“五月病”。なんだかやる気が出ない、なんとなく憂鬱……。この時期に、そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
春は自律神経が乱れやすいから、“春うつ”になりやすいといわれていますが、春の気持ちの落ち込みは東洋医学でも解説ができるんです。
そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が、春うつ対策に食べたい物をご紹介したいと思います。
春うつは春の五臓「肝」の影響かも
東洋医学では、春は“肝”と関わりが深いとされる季節。東洋医学の“肝”は、肝の気が体の中をぐるぐる回ることで体がちゃんと機能し、血液を貯蔵して血流を調整しているとされています。
健康に過ごすために欠かせない働きをしているのですが、困ったことに“肝”はちょっと繊細でストレスに弱い五臓。
冬から春に入り、季節が陰から陽に入ったことで、大地に陽気が増えるのですが、この陽気は人体にも入ってきます。すると、肝は気が増えすぎて、肝気が通り過ぎるとイライラして怒りっぽく、肝気が滞ると気持ちが塞いで鬱々としてしまうのです。
ストレス・不摂生は気を消耗する
環境の変化が多い4月、慣れない環境や人間関係に毎日刺激を受けつつ、知らないうちにストレスが溜まっていることも。
また、歓送迎会や休日のレジャーや飲み会など、いつもの生活パターンと大きく違うリズムで過ごしたり、暴飲暴食をしたり、不摂生が続いてしまった人も多いのではないでしょうか。
ストレス、不摂生、寝不足などは、どれも気を消耗してしまう原因。気が不足することでやる気が出ない、なんとなくだるいを引き起こしてしまうのです。
気を補充する方法は?
体を休める、無理をしないことなどに加え、春は気持ちをのびやかに過ごし、平穏な気持ちで過ごすことが大切だといわれています。怒りの感情は“肝”を傷付けるので、おおらかな気持ちでいることが、春を健康に過ごす秘訣です。
気は飲食で補うことができ、薬膳では、“補気(ほき)”といって、気を補うパワーがある食材があります。
代表的なものには、玄米、さつまいも、山芋、大豆、カカオ、アスパラガス、枝豆、アボカド、ココナッツ、うなぎ、えび、かつお、たこ、牛肉、甘酒など。
また、肝が正常に働くようにサポートしてくれる“養肝”の食材には、ローヤルゼリー、いちご、うなぎ、レバーなどがあります。
食材選びの参考にしてくださいね。
東洋医学では心の不調は体の不調につながると考えられています。
春は心が不安定になりやすい時期ですが、気分転換をしたり、プチご褒美を設定したりして、前向きに毎日過ごせるように工夫してみてくださいね。
【画像】
※ Lolostock/Shutterstock
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