[総体]初V飾った5年前の再現なるか、前橋育英が星稜を下し4強へ

ゲキサカ / 2014年8月6日 19時14分

[総体]初V飾った5年前の再現なるか、前橋育英が星稜を下し4強へ

[8.6 全国高校総体準々決勝 星稜高1-2前橋育英高 韮崎中央公園芝生広場]

 前橋育英高(群馬)は準々決勝で星稜高(石川)に2-1で競り勝ち、優勝した09年大会以来、5年ぶりの4強入りを決めた。7日の準決勝では大津高(熊本)と対戦する。

 序盤は一進一退の攻防だった。前橋育英は前半13分、右サイドのスローインからMF野口竜彦(2年)が右足でシュートを狙うが、GKの正面。星稜は直後の14分にMF前川優太(3年)が左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でミドルシュートを打ったが、ゴール上に外れた。

 星稜はMF平田健人(3年)が前橋育英のU-19日本代表MF渡邊凌磨(3年)をマンツーマンでマーク。中盤の左サイドで先発した渡邊に対し、ボランチの平田は守備時はタッチライン際まで開いて対応した。しかし、そんな星稜の狙いを逆手に取る形で前橋育英が先制に成功した。

「サイドに張っていれば、自然とボランチが1枚余る」と渡邊が振り返ったとおり、前半18分、中央から野口のスルーパスに反応したFW青柳燎汰(3年)がゴール前に抜け出し、右足で先制点。青柳の4戦連発となる今大会5ゴール目で前橋育英がリードを奪った。

 星稜も前半30分、左サイドの平田からパスを受けたMF杉原啓太(3年)が目の覚めるような左足ミドルをゴール右隅に叩き込み、同点ゴール。1-1で後半に折り返したが、徐々に運動量が落ちていったのは星稜のほうだった。

 後半が始まると、渡邊が野口とポジションチェンジする形でトップ下の位置に入り、中央で起点をつくる。後半16分には野口の左足ミドルがクロスバーを直撃。星稜のプレッシャーが甘くなってきたことで前橋育英が確実にフィニッシュまで持ち込む回数が増えていった。

 前橋育英の山田耕介監督は「今年はそんなに(技術的に)上手じゃないから走れるチームにしてきたつもり」と指摘する。「選手たちも自分たちが大した選手じゃないことを分かっている。みんなでやろうということを徹底しているし、切り替えのところはみんなでがんばっていた」。攻守の切り替えの早さ、球際の競り合い、セカンドボールの拾い合いでも前橋育英が上回っていた。

 すると迎えた後半22分、左サイドからのサイドチェンジのボールを1分前に投入されたばかりのMF吉永大志(3年)が頭で落とし、渡邊が右足でダイレクトボレー。鮮やかな一撃でゴールネットを揺らし、前橋育英が2-1と勝ち越した。

 必死の反撃を見せる星稜も後半アディショナルタイム、FW森山泰希(3年)のFKをゴール前のDF鈴木大誠主将(3年)がヘディングでそらすが、GK吉田舜(3年)がしっかりとキャッチ。2-1で競り勝った前橋育英が準決勝に駒を進めた。

 九州勢が8強のうち4チームを占めたのに対し、関東勢でベスト8に残ったのは前橋育英だけだった。「関東が1チームしか残っていないのでがんばります」と話す山田監督は「5年前の準決勝も大津だった」と述懐する。準決勝の相手は、09年大会の準決勝と同じ大津。当時は1-0で勝ち、決勝では米子北を2-0で下し、初優勝を飾っている。5年前の再現なるか。そのための舞台は整いつつある。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)
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