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同点ヒール弾の横浜FC松下裕「自分の引き出しに、あれしかなかった」

ゲキサカ / 2014年8月24日 22時1分

[8.24 J2第28節 東京V1-1横浜FC 味スタ]

 苦しい試合で、勝ち点1をつかみ取った。10戦無敗の横浜FCだったが、立ち上がりから東京ヴェルディに苦しめられて、ほとんどの時間で守勢に回った。途中、4-1-4-1に布陣を変更し、一時的に流れをつかんだが、すぐに押し返されて前半42分には、DF安佐和樹に先制ゴールも許してしまった。

 MF松下裕樹は、「前からハイプレスを掛けて来て、切り替えも早くて。そのプレッシャーに何もできませんでしたっていう感じでした」と、劣勢の試合を認める。「前から来ることはスカウティングでも分かっていたのですが、入りのところで来られて、そこで受けてしまいました」と、立ち上がりに流れを持っていかれたことを認める。

 それでも、勝利を諦めなかった。山口素弘監督は、後半18分にFW黒津勝とMF安英学を同時投入し、松下裕を最終ラインに落とした3-4-1-2に布陣を変更して、同点ゴールを目指した。「相手が長いボールを嫌がっていたのもあるし、(布陣変更で)簡単に外を使って、クロ(黒津)も入って、どうにかしようっていうのが分かりやすくなった。ヨンハ(安英学)さんが入って、セカンドボールも拾えて、押し込んで二次攻撃にもつなげられるようになった」と、振り返る。

 そんな中、後半42分、この試合、初めて得たCKで同点に追いつく。MF松下年宏がファーサイドに入れたボールを、黒津が折り返し、それをゴール前にいた松下裕がヒールでゴールに蹴り込んだ。

「自分の引き出しに、あれしかなかったので。『頼む』っていう感じでしたね。スカウティングのところで、僕の役割がGKの前だったので。イメージするゴールではありませんでしたが、前節で野上が決めたゴールも(自分の)スクリーンでフリーにできた。あれもスカウティング通りだったし、スタッフの地道な作業に助けられています。あと、もう少し早い時間帯に取れていたら、逆転も狙えたので。まだまだっていうことですね」と、コーチングスタッフの尽力に感謝して、ミックスゾーンをあとにした。
(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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