[プリンスリーグ関東]マンC短期留学の横浜FM・和田先制弾も、山梨学院2度追いつきドロー
ゲキサカ / 2014年9月3日 9時47分
[8.31 高円宮杯プリンスリーグ関東第11節 横浜FMユース 2-2 山梨学院高 日産フィールド小机]
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プリンスリーグ関東は30日と31日、第11節を行い、6位・山梨学院高(山梨)と8位の横浜F・マリノスユース(神奈川)との一戦は、2-2で引き分けた。
連覇を狙った日本クラブユース選手権ではG大阪ユースや大宮ユース、山形ユースとのグループリーグ激戦区で沈む形となった横浜FMと、地元開催の全国高校総体で優勝校・東福岡高を追い詰めながらも3回戦で敗れた山梨学院。とも上位進出を狙う両雄の対決は勝ち点1を分け合う結果となった。
横浜FMは怪我によってU-19日本代表GK田口潤人やMF田崎遼太郎、DF斉藤海(全て3年)らが不在で1、2年生8人が先発する陣容。主将のMF佐藤陸(3年)が「中心メンバーが外れても埋められる層の厚さが今の強みだと思っている。1年生も今年先発に絡んでいる。3年生中心として勝てる試合を勝ち切ることが大切」と語る横浜FMは佐藤やMF長倉颯(3年)が簡単に前線へボールをつけると、この夏マンチェスター・シティ(イングランド)に短期留学していた注目FW和田昌士とFW中杉雄貴(2年)らが次々と個人で仕掛けていく。
対する山梨学院も守備の柱であるCB渡辺剛(3年)を累積警告で欠いていたが、CB大野佑哉(3年)中心に無失点で試合を進めると、MF大場祐樹(3年)の展開からいい形でサイドの高い位置までボールを運び、快足FW伊藤大祐やMF小川雄大(ともに3年)の突破力を活用。MF福森勇太(3年)が厳しいチャージを受けながらも前進してチャンスに絡むなどシュートシーンを増やしていった。
4分、山梨学院は前線で起点となった188cmFW原拓人(3年)の落としから小川がシュート。6分には敵陣でのインターセプトから小川が右足を振りぬく。さらに11分にはカウンターから福森が左サイド前方のスペースへ落とすと、伊藤が快足を活かして反応する。ターゲットとして前線にそびえ立つ原や、オープンスペースを巧みに突いて攻める山梨学院の前にやや押し戻された感もあった横浜FMだが、回数の非常に多い仕掛けで流れを引き寄せた。14分には和田のスルーパスに中杉が反応し、16分にはスルーパスのこぼれ球を拾ったMF西浦英伸(2年)がGKをかわしてシュートを放つ。さらに21分にはCB坂本寛之(1年)の左足シュートがクロスバーを叩いた。巧みに相手の背後を取る横浜FMは個人、連係から鋭いアタックを連発。対する山梨学院も24分にカウンターから縦に仕掛けた伊藤の右足シュートが左ポストをかすめる。
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