[プリンスリーグ関東]マンチェスター・シティ短期留学の横浜FM・和田「もっとやらないといけないことが分かった」
ゲキサカ / 2014年9月3日 10時46分
[8.31 高円宮杯プリンスリーグ関東第11節 横浜FMユース 2-2 山梨学院高 日産フィールド小机]
横浜F・マリノスユースは8月にイングランドの強豪・マンチェスター・シティのU-18チームへ短期留学していたFW和田昌士(2年)が先制ゴールを決めた。前半37分、FW中杉雄貴のスルーパスを引き出して右中間から右足でゴール。この後も突破口、フィニッシャー、攻撃の起点となる役割も果たし、仕掛ける回数が非常に多い横浜FMアタッカー陣の中心となっていた。ただ、スルーパスで決定機を演出し、直接FKや個での打開で再三ゴールへ迫った和田だったが、チームにもう1点を加えることができず、試合は2度追いつかれてドロー。「あそこで勝ち切れないというのは、どこかに甘さがあると思うし、自分たちで分かっていないのかもしれないけれど、このままではいけない」と唇を噛んでいた。
8月5日から20日まで実施したマンチェスター・シティへの短期留学。松橋力蔵コーチとともに臨んだイングランドでの日々は貴重なものだった。「パスのスピードと判断の速さ、プレッシャーの速さがこっちでは味わえないような速さで、それが日本とは全然違って凄いいいレベルの中でできました。自分の特長であるドリブルやターン、パスは通用するところがあったのでそれは自信になりました」という。“本場”を経験してまず変わったのは考え方。「考え方とか、凄く変わりました。明らかに違うのはプレッシャーの速さとかパススピードの速さ。全然違います。個人個人が意識しているし、練習から物凄くバチバチやっている。自分がもっとやらないといけないことが分かったし、凄くいい経験になりました。こっちに合わせるんじゃなくて、向こうで経験した判断の速さとか、パススピードの速さとか、球際の強さをこっちでも出していくこと」と力を込めた。
プリンスリーグ関東で得点ランキング首位を走るアタッカーは、高校2年生でイングランド留学。5月にはトップチームの韓国遠征にも帯同した。クラブの期待の高さが伺えるが、もちろん本人もそれに応えるつもりでいる。「トップのやり方がある。それにフィットさせつつも、それだけになるんではなくて、自分の特長をいかに出せるか。そして結果も出すことが必要だと思います」という部分を意識してプレーしていく。そしてユースチームではチームを勝たせる存在になる。
この日は勝ち切れなかっただけに、「自分でも点取って、味方にも取らせるのが自分の強み。それをゴールに結びつけることが自分の、チームの課題だと思います。(横浜FMユースには)個の能力が高い選手がたくさんいる。あとはボク自身もそうなんですけど、決めるべきところで決めないと追いつかれちゃう。きょうも1点取ったんですけど2点、3点取れるチャンスがあったし、決めないと勝てない。自分の責任も感じるし、貪欲にやっていかないといけない」。イングランドやトップチームで学んだことを日々の練習で実行し、チームを勝たせ、一日でも早くトップチームに必要とされる選手になる。
[写真]前半37分、先制点を決め、両拳を握りしめて喜ぶ横浜FMユース・和田
(取材・文 吉田太郎)
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