デビュー戦で存在感見せたサプライズFW皆川「自分なりにアピールできた」

ゲキサカ / 2014年9月6日 0時0分

デビュー戦で存在感見せたサプライズFW皆川「自分なりにアピールできた」

[9.5 キリンチャレンジ杯 日本0-2ウルグアイ 札幌ド]

 W杯による中断明け後にJ1デビューを果たしてからわずか1か月半。身長186cmの長身ルーキーFW皆川佑介(広島)が、アギーレジャパンの初陣であれよあれよの代表デビューを先発出場で飾った。

「先発を言われたのは今日のホテルでのミーティング。練習での分け方で自分がスタート組ということは分かっていたので心の準備はできていた。気持ちは高ぶっていた」

 4-3-3のセンターフォワードとしてピッチに立つと、3トップの両翼であるFW本田圭佑、FW岡崎慎司から「困ったときは俺らを見ろ」と言われて伸び伸びとプレー。ウルグアイの強力DFディエゴ・ゴディンを背負ってのポストプレーなどで存在感を示した。オフザボールの場面でも「キープするところ以外は(本田)圭佑さんと岡崎さんを見ていて、余裕を持ってできていた」。W杯2大会を経験した先輩たちへの感謝も忘れない。

 東京生まれ、埼玉育ち。前橋育英高から中央大に進学し、今季から広島に加入した。公式戦デビューは3月11日のACL第2節セントラルコースト・マリナーズ戦。7月12日の天皇杯2回戦・福岡大戦で初得点を挙げた。J1デビューはW杯による中断明け初戦、7月19日の第15節・大宮戦。続く第16節・柏戦でJ初ゴールをマークしたが、J1での先発出場はまだ2試合しかない。それが世界の強豪ウルグアイを相手に初招集された試合で代表デビューを果たしたのだから、まさにシンデレラボーイだ。

 生き生きとプレーできた裏にはハビエル・アギーレ監督の配慮があった。札幌での合宿3日目。非公開練習の際、初招集のメンバーは指揮官に個別に呼ばれ、招集理由の説明を受けた。皆川が言われたのは「相手DFと戦って、出てきたボールをキープするところ、前後にハードワークして泥臭くプレーするところを評価した」ということ。

 さらにこの日の試合前には「ポストプレーで起点になって、味方の上がりを1秒でも2秒でも長く待つように」と言われた。「それはできたか?」との記者からの質問には「半々ですかね」と言いながらも、「試合の最初はそれができていたし、対応されたあとも相手が嫌なことを繰り返してやれればいいかなと思ってやっていた。球際の部分でもやれたと思う」と手応えを口にする。

 反省点は前半17分の岡崎のクロスに合わせたヘディングシュートを決められなかったことだ。「球が柔らかかったので頭を振りすぎた。あそこで決められなかったことがチームにとって痛かったので責任を感じている」と言った。とはいえ、まだまだデビューしたばかり。「こういう相手にもっとやっていきたいと思った」と目を輝かせる大型FWには未知数の魅力が詰まっている。

(取材・文 矢内由美子)

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