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浦和の終盤の猛攻しのぐ…AGで上回った広島が4年ぶり4強へ

ゲキサカ / 2014年9月7日 20時57分

浦和の終盤の猛攻しのぐ…AGで上回った広島が4年ぶり4強へ

[9.7 ナビスコ杯準々決勝第2戦 浦和2-2広島 埼玉]

 ナビスコ杯は7日、準々決勝第2戦を各地で行った。埼玉スタジアムでは浦和レッズ対サンフレッチェ広島の一戦が行われ、2-2で引き分けた。この結果、アウェーゴールの差で上回った広島が、準優勝だった2010年以来、4年ぶりの4強進出を決めた。

 3日に行った第1戦から中3日で行う第2戦。敵地戦をスコアレスで終えた浦和はDF那須大亮、MF平川忠亮、MF鈴木啓太がスタメンに復帰。対する広島も第1戦から中盤の3枚を変更。ボランチにMF青山敏弘、両翼にはともに第1戦をベンチで終えたMF清水航平とMF山岸智を先発起用した。

 第1戦の90分をスコアレスで折り返したミラーゲームは、第2戦に入ってもしばらくこう着状態を続けた。浦和がセットプレーからチャンスを伺う。しかし3分のゴール正面からのMF柏木陽介のFKは壁に跳ね返される。同18分には同じような位置で得たFKを今度はDF槙野智章が狙うが、これも壁に跳ね返されてしまった。

 しかし前半33分、ついに均衡が破れる。浦和はMF阿部勇樹の強烈ミドルはGK林卓人の好セーブに遭うが、そのプレーでCKを獲得。これを今度は阿部が頭できっちり合わせて、待望の先取点を奪った。

 緊張状態の解かれた試合は激しい動きを見せる。前半39分、広島は中央で細かいパスを繋ぐと、MF野津田岳人が思い切って左足を振り抜く。ドライブ回転のかかったシュートは、GK加藤順大の指先を抜け、ゴールネットを揺らす。事実上の逆転弾となる貴重なアウェーゴールを奪い、広島が前半のうちにタイスコアに戻した。

 勝つしかない浦和は後半開始からMF梅崎司に代えてFW李忠成を投入。攻撃意識を高めに行くが、追加点を奪ったのは広島だった。後半開始早々の3分、山岸が野津田とのワンツーで左サイドを突破。シュートはGKに阻まれるが、跳ね返りをFW佐藤寿人が押し込む。シュートはポストに当たるが、GK加藤の背中に当たり、再びポストを叩きながら、今度はそのままゴールラインを割った。

 たまらず浦和は後半13分に平川に代えてMF関根貴大を投入。しかし焦りとは裏腹に、時間だけが刻々と過ぎていく。後半17分には波状攻撃を見せるも、柏木のシュートはDFに跳ね返される。DF森脇良太のシュートは枠右に外れていった。

 後半25分には最後のカードとしてMFマルシオ・リシャルデスを投入。勝負に出ると、直後に動きをみせる。森脇の上げた左クロスがゴール前で浮き球となってこぼれると、槙野が体を張ってキープ。右足反転シュートをゴール右隅に決めて、第2戦のスコアをタイに戻した。

 しかしまだ足りない。終盤もパワープレーで優勢に進めた浦和だったが、最後まで勝ち越し点は奪えず、試合は2-2で終了。アウェーゴールの差で広島が準決勝進出を決めた。準決勝は10月9日と12日。柏レイソルと対戦する。

(取材・文 児玉幸洋)
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