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[特別インタビュー]最注目ルーキーの素顔F東京FW武藤(後編)「子供の頃は悪ガキの暴れん坊」

ゲキサカ / 2014年9月25日 13時46分

[特別インタビュー]最注目ルーキーの素顔F東京FW武藤(後編)「子供の頃は悪ガキの暴れん坊」

 プロアスリートとして活躍する運動能力の高さに加え、端正な顔立ち。さらに、現役慶大生という頭脳。FC東京のFW武藤嘉紀は、誰もが羨む才色兼備のアタッカーだ。品行方正な印象だが、本人によると幼稚園の頃から、周囲の大人が手をつけられないほどの「暴れん坊」だったという。そして、日本代表に辿り着いた裏にあった努力を明かした。

―――リーグ戦では大舞台でゴールを挙げています。すごく『持っている』感じがするのですが。
「どうでしょうか。持っているのかな? 結構、口に出すと、実現するというか。たとえば、友達に『オレ、明日ゴールを決めるよ』と言うと、決めたりするんですよね。口に出したり、文に書いたりすると、結構、点を決めることが多い。みんなから激励の言葉が来て、『明日決めろよ』みたいなことを言われて、『絶対決めるよ』といったことを返すと決められるんです。アギーレ監督が来ることになっていた試合も、みんなからすごくメッセージが来たんです。『アピールしろよ』みたいな(笑)。それに対して『ちょっと決めてくるよ』って返したら、決められたので、言葉にするのは大事だなと」

―――有言実行なんですね。
「そうですね(笑)。どちらかというと、言ったことに責任を持つタイプですし、それを実行しようと頑張る方だと思うので。言った方が良いのかな。でも、あまり大きなことを言うのではなく、自分にあったくらいのことを有言実行したいと思います。自分の実力を考えて、行けるラインの最高のラインを狙って、言うようにしています」

―――そんな武藤選手ですが、客観的に自分を見ると、まだ代表定着は早い?
「そうですね。ただ、年齢的には早いわけではありません。海外の選手では22歳で国の10番を背負っている選手もいますし、早く自分も代表に入らなければ、そして定着しなければならないというのはありますが、代表に目を向けすぎてしまって、チームで結果を出せなくなると、それが一番良くないことなので。まずは本当に東京で結果を出し続けることが、自分の目標かなと思います」

―――周囲からの期待は、重荷にならない?
「期待に応えたいっていう気持ちの方が強いですね。やっぱりFWで出ていることもあって『点を取れよ』って言われることが多いのですが、そういわれると『うん』と言うしかないじゃないですか。だから、むしろ応援してくれることは嬉しいですし、それに応えなければいけないと思っています。でも、新聞などはきついですよ。だいぶプレッシャーになるというか。天皇杯のとき、『アギーレ監督が武藤視察』みたいに書いてあって。『絶対に違うのに、何でそんなことを書くの!?』と思っていたら、案の定、試合に出られなかった。そうしたら次の日には、『武藤アピールできず』って (笑)。もう、やめてくださいよって思いましたね、あのときは(笑)」

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