[アジア大会]U-21代表はイラクに3失点完敗、リベンジ果たせず
ゲキサカ / 2014年9月18日 2時49分
[9.17 アジア大会GL第2戦 日本1-3イラク 高陽]
U-21日本代表(勝ち点3)は17日、アジア大会グループリーグ第2戦となるイラク(勝ち点3)戦を迎えた。イラクに勝てばGL首位通過が決まる状況だったU-21代表は、先制を許しながらもMF中島翔哉の得点で1-1として前半を折り返す。しかし、後半にイラクに2点を奪われて1-3で敗れた。
12年のAFC U-19選手権準々決勝、そして今年1月のAFC U-22選手権準々決勝で敗れている因縁の相手に対し、U-21代表は初戦クウェート戦の5-4-1から4-3-3にシステムを変更。メンバーもFW野津田岳人からMF矢島慎也、DF西野貴治からDF遠藤航に代えて、この一戦を迎えた。[スタメン&布陣はコチラ]
U-21代表でアジア大会に挑んでいる日本に対し、イラクはU-23代表、さらにオーバーエイジ3選手を起用。そして、そのイラクに前半12分、先制を許してしまう。右サイドから送られた相手のクロスボールにDF室屋成が反応するも、クリア小さくなってしまい、セカンドボールをMFフマーム・タリク・ナウーシュに蹴り込まれてゴールネットを揺らされた。
同点に追い付きたいU-21代表は前半18分にCKの流れからDF植田直通が狙うもジャストミートできず、シュートは枠外に飛んだ。その後も最終ラインまで圧力をかけてくるイラクの素早いプレスに苦しみ攻撃の形を作れず、逆にテンポの速いパスワークに後手に回り押し込まれる時間帯が続いた。
しかし前半37分、U-21代表の背番号10が同点ゴールを叩き込む。最終ラインのDF岩波拓也から打ち込まれた縦パスを、右サイドのMF矢島慎也がワンタッチでゴール前に流す。すると相手DFと競り合いながらもボールに反応したMF中島翔哉が冷静に右足で流し込んで、スコアを振り出しに戻した。
後半を迎えて勝ち越し点を奪いたいU-21代表だったが、後半立ち上がり失点を喫してしまう。後半4分、ゴール前でパスを回されると、右サイドのMFアムジャド・カラフのクロスからDFアリ・アドナンに決められて、1-2と再びリードを奪われた。
反撃に出るU-21代表は、後半14分にMF原川力のパスから抜け出した遠藤が強烈なシュートを放つも相手GKの好セーブに遭い、直後のプレーでは右サイドからのクロスを植田がヘッドで合わせるも枠を捉え切ることができない。すると、手倉森誠監督が動く。同16分、MF原川力に代えてFW野津田岳人を投入し、システムを4-2-3-1に変更した。
攻勢を掛けるU-21代表は、後半17分に交代出場した野津田がミドルシュートでゴールを脅かすもGK正面に飛んでしまう。同18分には右サイドを突破した中島のグラウンダーのクロスを、ゴール前でフリーになった矢島が右足で狙うもボールは枠上に。さらに同23分には野津田のパスに反応した中島が決定機を迎えたが、シュートはGKにセーブされた。
猛攻を見せたU-21代表だったが、後半27分にアリ・アドナンに直接FKを決められてリードを2点差に広げられてしまう。その後、最後までゴールを狙うも、スコアを動かすことができず。1-3のまま逃げ切れられ、イラクへのリベンジを果たせなかった。
(取材・文 折戸岳彦)
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