[MOM1132]G大阪ユースFW妹尾直哉(3年)_冷静なゴールハンター、ダービーで2発!
ゲキサカ / 2014年9月30日 22時7分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.27 高円宮杯プレミアリーグWEST第15節 C大阪U-18 1-3 G大阪ユース C大阪舞洲G]
ダービーでの2ゴール。ガンバ大阪ユースFW妹尾直哉(3年)が優勝争いを左右する大一番で決めた2発によってチームを勝利へと導いた。「先制点取ったらチームも乗れると思ったし、取れると思ったので、ずっと狙っていました」という妹尾は0-0の前半43分、左サイドからゴール前のMF堂安律(1年)へラストパスを出したが、これが合わずに流れてしまう。ただ「自分のパスがズレたんで早くサポートしようと思った」という背番号14は、切り替え早くゴール前へポジションを移すと、右サイドで立て直した堂安のシュートのこぼれ球に真っ先に反応。右足シュートをゴールへ叩き込んでスコアを動かした。
さらに45分、中央を突破した堂安がDFを引き付けて出した右前方へラストパス。これを正確な右足シュートでニアサイドを完ぺきに射抜いた。「(堂安)律が崩してくれたので自分は決めるだけだった」と1年生を讃えた妹尾だったが、今年2種登録され、トップチーム昇格も期待されるFWは最大のライバルとの首位攻防戦で2得点。「いつも冷静にというのは自分考えていて、熱くならずに普段通りにやれた」。2トップを組むFW高木彰人とともにプレッシャーをかけていた守備などアグレッシブなプレーを見せていたが、“ゴールハンター”は冷静さを失わずに2度のビッグチャンスをいずれもゴールへ結びつけた。
ドリブル、裏への抜け出しも武器とするFWは「自分としても自信になりますし、まだあるんで3試合。全部点取れたらいいと思います」と語った一方、「点取ることも大事だと思うんですけど、点取れなくてもチームに貢献できる守備とか、自分まだまだ足りないと思うので伸ばしていきたい。トップチームの練習とか参加したりしても、コントロールとかボール置く位置とかまだまだなんで、今から意識してやっていって入っても頑張っていきたい」と意気込んだ。
プレミアリーグWEST参入2年目での初優勝、そして日本一のタイトルも少しずつ近づいてきている。「去年7位で不甲斐なかった。下級生もいいメンツ揃っていると思うし、自分たちもいいメンツ揃っていると思うんで取りにいきたい」。思うようなプレーができなくても、得点に匹敵するような仕事をすることができる。それを忘れずにプレーし続けて、この日のように大事な局面で冷静にゴールを陥れる。
(取材・文 吉田太郎)
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