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2点演出の遠藤、6連勝にも「結果、一番上にいないと意味ない」

ゲキサカ / 2014年10月5日 16時49分

2点演出の遠藤、6連勝にも「結果、一番上にいないと意味ない」

[10.5 J1第27節 鹿島2-3G大阪 カシマ]

 ガンバ大阪のMF遠藤保仁が2得点を演出し、チームを8年ぶりの6連勝に導いた。0-1の前半29分、遠藤がゴール前に入れた浮き球のボールがDF山本脩斗のオウンゴールを誘い、同点。2-2で迎えた後半アディショナルタイムには、再び遠藤がゴール前に放り込んだボールからFWリンスが反転しながら右足を振り抜き、劇的な決勝点を奪った。

「両チームとも負けられない試合だった。向こうも相当激しく来ていたし、うちも負けずに、チーム全体が最後まであきらめない気持ちを出せた」。連勝チーム同士の上位対決。優勝戦線に食らいつき、首位・浦和を追撃するためにはどちらも勝ち点3が欲しい大一番だった。

 決勝点をアシストした場面については「一応(リンスが)見えていたけど、リンスがよく決めてくれた。僕は普通に出しただけ。あの時間帯によくゴールを決めてくれた」と、途中出場で結果を残した助っ人FWを称えた。

 前節の鳥栖戦(4-1)に続いて上位対決を制した。「上位陣に2連勝して、2つ順位を上げられたのは自分たちの強さだと思う。でも、結果、一番上にいないと意味がない。ただ、6連勝はなかなかできることではないし、自信を持つところは持っていい」と、チーム状態には手応えを深めている。

 次節は再び上位勢の川崎Fとの対戦となる。11月22日の第32節では浦和との直接対決も残している。残り7試合で首位・浦和との勝ち点差は7。遠藤は「一つでも負けたら差が広がる。浦和が崩れるとは思わないけど、少しでも差を縮めるために、直接対決まで我慢強く戦っていきたい。次も大きな試合。さらに勝ち点3を奪えれば、相手の状況次第でチャンスはあると思う」と力を込めていた。

(取材・文 西山紘平)
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