フットサル日本代表イタリア合宿5日目 FP渡邉の2試合連続ゴールで連勝
ゲキサカ / 2014年10月7日 15時37分
イタリア遠征中のフットサル日本代表は6日、セリエA2(2部相当)のモンテシルバノと対戦し、2-1で勝利した。
JFAによると、日本の先発はGK藤原潤、FP稲葉洸太郎、FP皆本晃、FP吉川智貴。前半、日本はモンテシルバノの引いた守備に苦しんだが、後半2分にFP皆本晃のパスからFP渡邉知晃が先制点を記録。さらに、同9分にもFP稲葉洸太郎が第2PKを決めて2-0とリードを広げた。
その後、1点を返された日本だったが、試合終盤の相手のパワープレーも凌ぎ切り2-1で勝利。イタリア遠征2連勝を飾っている。
試合後、ミゲル・ロドリゴ監督は「得点を見て頂いて分かる通り、とてもタイトな試合となりました。前半は相手の守備が強く、攻撃の糸口を見つけるのに苦労し、得点機会を作ることができませんでした。縦方向にボールが入らず、ゆっくりとした攻撃に終始してしまったことが原因だったと言えます。しかし、ポゼッション率は高かったですし、主導権は完全に握れていたと思います。後半に奪った先制点以降、試合の流れは大きく変わりました。相手の守備が前に出てきたことで相手陣内にスペースが生まれ、日本が得意とするポゼッションがさらに効果を持ち始めたのです。試合終盤には相手のパワープレーを受けましたが、これもひとつの貴重な経験だったと言えます。今日の相手は2部リーグの所属ですが、1部リーグ所属の初戦の相手とレベルも大きく変わることなく、そうした相手に結果を残せたということは非常に良かったですし、選手たちも自信を持ったことと思います」と、試合を振り返っている。
また、GK藤原は「イタリア遠征初戦の試合から1日オフをはさんで迎えた今日の試合、初戦よりは試合全体を通して主導権を握ることが出来たと思います。その中で幾つかあった相手のカウンターからの攻撃をしっかりとセーブし、相手に主導権を握らせないことに最大限の集中を注ぐことが今日のゴレイロの仕事だと思い、それは体現出来たと思います。ただ相手のピヴォ当てからのシュートを決められた点は改善の余地があり、今後のイタリア遠征で強豪のクラブと試合をする時のポイントになると思います。イタリアは個人技とフィジカルを駆使してピヴォに対してボールを入れてくるチームが多いと、試合をした時とオフの日にリーグ戦を観戦した時に感じました。この点を明日以降も続く試合では、簡単に相手にやらせないようにしっかりとチーム全体で話をして、残り4試合を価値あるものにしていきたいと思います」と、話している。
先制点をアシストしたFP皆本は「今日の試合は我々が相手を押し込み、相手がカウンター狙いという展開でした。ほとんどの時間帯で主導権を握りながらゲームは展開出来ましたが、イタリア特有であるサイズの大きな選手がゴール前に並び、なかなか崩し切ることが出来ませんでした。1対1の出来る選手の活かした方、その後の展開を素早く行う方法をもう一度整理していく必要性を感じました。相手の攻撃はカウンターと簡単なピヴォ当てだけで工夫もなかったし、個人で怖い選手もいなかったのでしっかり対応出来たと思います。今のところイタリアのチームは『個』を全面に押し出すチームばかりなので、そこさえ負けなければ組織や戦術で圧倒出来るので、まずは『個』で負けないようにやっていきたいと思います」と、日本の成長を実感できている様子だ。
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