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4年前はピッチに立てなかった寿人、「忘れ物を取りに」決勝へ

ゲキサカ / 2014年10月13日 8時13分

4年前はピッチに立てなかった寿人、「忘れ物を取りに」決勝へ

[10.12 ナビスコ杯準決勝第2戦 柏2-1広島 柏]

 借りはしっかりと返した。サンフレッチェ広島と柏レイソルの顔合わせは、昨季のナビスコ杯準々決勝でも実現している。そのときは広島ホームの第1戦を1-2で敗れ、アウェーでの第2戦を1-0で勝った。2戦合計で2-2となったが、アウェーゴールの差で広島の敗退が決まった。「去年はここ(日立柏サッカー場)で勝ちましたけど、次にいけなかった」。FW佐藤寿人は1年前を振り返る。

 そして今年は準決勝で再戦。ホームの第1戦を佐藤自身の2得点で2-0でものにすると、アウェーでの第2戦は1-2で落としたが、広島は柏にリベンジをはたし決勝進出を決めた。それでも佐藤の口からは反省がついて出た。「スッキリいかないのは、この試合では負けているという事実。2試合トータルだとは思うんですけど、この試合においては負けは負け。決勝に行けるからOKな部分はあるんですけど悔しい。安易な失点をしてしまったことでゲームを難しくしてしまった。相手がよかったこともありますけど、自分たちで招いた部分は少なからずある」。

「レイソルの選手たちの気迫を全面に出した圧力と、柏のサポーターが作り出すプレッシャー」(森保一監督)を前に、多くの時間で劣勢に立たされた広島。シュート数では広島の6本に対し、倍の12本を許した。「ボールを前に運んだときにシュートで終われなかった」。自身はシュート1本に抑え込まれ、チームも苦戦を強いられたが、それでも勝ち進める力があると佐藤は言う。「怪我人がいて、代表で抜けていて、総力戦の状態で決勝まで進めたのは、チーム力の表れだと思う」。

 ファイナルリストの権利は4年ぶり2度目となる。2010年の決勝では磐田との壮絶な打ち合いの末に3-5で敗れた。リードを奪いながらも後半44分に同点弾を許すと、延長戦で力つきて初優勝を逃している。佐藤はベンチ入りをはたしたが、120分間出番はなかった。「決勝の舞台に前回は立てず悔しい思いをした。忘れ物をしっかりと取りにいく」。初のナビスコ杯優勝、3年連続のタイトル、そして佐藤のナビスコ杯通算得点単独1位の記録。3つの偉業が懸かった決勝戦は、11月8日13時5分キックオフだ。

(取材・文 奥山典幸)
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