首位・浦和が4失点敗戦…仙台は2連勝でJ1残留へ前進

[10.18 J1第28節 仙台4-2浦和 ユアスタ]

　ベガルタ仙台はホームで首位浦和レッズに4-2で快勝し、2連勝を飾った。前節のF東京戦(1-0)に続くホーム連勝で3試合負けなし(2勝1分)。J1残留へ大きな勝ち点3を手にした。

　仙台は前半19分、MF野沢拓也の左CKがファーサイドに流れたボールをDF石川直樹がシュート。これをゴール前のFWウイルソンがヒールで流し、先制点となった。同22分にも自陣からの長いFKを右サイドのスペースで受けたウイルソンのクロスに野沢が右足で合わせ、追加点を奪った。

　連続失点で2点を追う展開となった浦和も前半30分、MF柏木陽介の右CKをニアのMF阿部勇樹が頭でそらし、FW興梠慎三がヘディングシュートで1点を返す。さらに同37分、DF森脇良太の縦パスをFW李忠成が落とし、興梠が反転しながら左足でシュート。GKの股間を抜いてゴールネットを揺らし、2-2の同点に追いついた。

　あっという間に2点のリードを失った仙台だったが、後半16分、浦和DF那須大亮がバックパスでGK西川周作に戻したところにFW赤嶺真吾が詰めると、西川が切り返してかわそうとしたボールが赤嶺の体に当たって跳ね返り、ゴールマウスに吸い込まれた。

　痛恨のミスで勝ち越しを許した浦和は後半36分にMF宇賀神友弥が2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利に立たされると、仙台は後半アディショナルタイムに途中出場のDF村上和弘がダメ押しの4点目を奪い、4-2で首位チームを撃破した。

　浦和は大量4失点で2試合ぶりの黒星。勝ち点56から伸ばせず、この日勝利した2位G大阪との勝ち点差は残り6試合で「4」に縮まった。

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