[国体少年男子]準決勝で5発!快勝の神奈川県が5年ぶりVに王手!
ゲキサカ / 2014年10月21日 8時29分
[10.20 国体少年男子準決勝 神奈川県 5-1 新潟県 雲仙市国見総合運動公園多目的芝生広場]
第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体2014」サッカー競技少年男子は20日、準決勝を行い、5年ぶりの優勝を狙う神奈川県と初めて準決勝を戦う新潟県との一戦は、神奈川が5-1で快勝した。神奈川は21日の決勝で群馬県と戦う。
初の準決勝進出を果たした新潟は、藤田敬三監督(新潟東高)が「強い県と当たってもネガティブにならずに戦えるようなサッカーを本国体でやりたいと思って考えてきました」と語っていたように、臆することなく、可能な限り繋いでアタッキングサードまで繋いでサイドから自分たちの崩しを展開しようとしていた。また守備面では左SB山田朋成(長岡向陵高2年)が出足良くインターセプトし、CB小川朋広(新潟西高1年)がPAで強さを発揮するなど奮闘。ただ、前日に行われた大阪府とのV候補対決を4-0で快勝していた神奈川はAFC U-16選手権日本代表のMF田中碧(川崎FU-18、1年)が「昨日大阪に4-0で勝って自分たちが思っていた以上の試合ができたので、きょうの試合は立ち上がりとかやられないように、自惚れがでないようにやっていたんですけど、立ち上がりで1点入ったので楽になったかなと思います」と語ったように、立ち上がりから強さを発揮し、シュート22本を浴びせて新潟を圧倒した。
前半4分にFW渡辺力樹(横浜FMユース、1年)からの折り返しを田中が右足ダイレクトで叩くと、5分には「(神奈川はトレーニングのレベルから)高いです。狭いところでも崩せるし、止めて蹴ることも大事にしていて本当に技術が高いと思います」というAFC U-16選手権日本代表MF渡辺皓太(東京Vユース、1年)のラストパスでGKと1対1となったMF西川公基(桐光学園高1年)がループシュート。そして15分、早くも先制点を奪った。中盤で相手ボールをインターセプトすると、新潟の守備のバランスが完全に崩れたところを見逃さずに渡辺力が右中間からファーサイドのMF服部剛大(横浜FCユース、1年)へラストパス。今大会3戦連発中の服部が左足で先制点をたたき出した。
神奈川はさらに20分、左SB平澤拓巳(横浜FMユース、1年)の右CKのこぼれ球を服部が右足で押し込んで2-0。新潟も24分にスピーディーなパスワークからMF宮崎幾笑(新潟U-18、2年)が左足ミドルを打ち込み、前半終了間際にはMF今井真平(新潟明訓高1年)がPAへ割って入るシーンもあったが、GK原田岳主将(横浜FMユース、1年)が守る神奈川ゴールを脅かすまでは至らない。逆に神奈川は「点を取るため」のパスワークから縦への迫力ある攻撃で決定機を連発。28分には渡辺皓のスルーパスから服部が抜け出し、29分には左クロスのこぼれを渡辺力が右足で叩く。そしてアディショナルタイム突入後の36分には田中のサポートを受けて左サイドでマークを外した渡辺力がPAへラストパスを通す。これを渡辺皓が絶妙なコントロールから左足で決めて3-0と突き放した。
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