[MOM1155]群馬県GK平田陸(前橋育英高2年)_信頼の守護神が渾身のPKストップ

ゲキサカ / 2014年10月21日 7時38分

[MOM1155]群馬県GK平田陸(前橋育英高2年)_信頼の守護神が渾身のPKストップ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] 
[10.20 国体少年男子準決勝 群馬県 3-1(延長)京都府 雲仙市国見総合運動公園多目的芝生広場]

 群馬県はベンチやピッチ上から何度も「陸がいるから大丈夫だよ!」という声が飛んでいた。チームからの厚い信頼を受けながらゴールを守ったGK平田陸(前橋育英高2年)が、勝利の立て役者だった。後半7分に追いついた群馬だったが、同15分にPKを献上してしまう。ただ「ここで決められたらバンバン入っちゃうかなと思った。相手は流れが良かったらどんどん攻撃に来るので立ち切らないと思って、駆け引きで勝って。9番(田中)が蹴る直前に逆にステップしておいて、蹴る瞬間に逆に跳んで蹴らせることができました」という平田は、MF田中康介の右足シュートを左へ跳んでストップ。ビッグセーブでチームを救った。

 群馬は20分にも相手アタッカーに抜け出され、ゴール至近距離から決定的なシュートを放たれたが、平田は好反応でストップ。この2本のシュートストップを始め、シュート、クロスへの対応も優れていた平田の活躍によって群馬は決勝へのチケットを手繰り寄せた。ただ、ヒーローは何よりもチームメートの存在、その力を讃える。「全員で声出して。元気があるので、献身的にみんなでやれば勝てるのは分かっていた。献身的にやることやヘディングなどみんなのいいところが出ていた。きょうはチームみんなが良かったと思います」。そして「もうひとりのGKがベンチから盛り上げて、あいつがいるからみんないいプレーできていると思います」と控えGK月田啓(前橋育英高1年)の存在にも感謝していた。

 前橋育英ではまだトップチームの選手ではない。今大会は自身にとってもアピールの場だ。ただ、前橋育英のGKの代表として戦っているという思いが強い。自身はもちろん、国体に来ることのできなかった同世代のGKのためにも優勝に貢献にする意気込みだ。「(前橋育英の)山田監督も見に来ているのでアピールしなければダメだと思っている。自分は早生まれだから、入らせてもらった。群馬にいる(参加できなかった)1年生にも認められる選手になりたいです」

 今大会はやや不調だが、武器はキック。そしてPKなどシュートストップにも自信を持っている。「『コイツがいれば大丈夫』という信頼されるGKになりたいです」という守護神は、日本一に立つチャンスへ向けて「自分が無失点で行けば、負けはない」。決勝でも仲間の支えを受けながらゴールを守り抜く。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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