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[選手権予選]通信・単位制の第一学院、県1部リーグ首位の実力発揮して難敵突破:茨城

ゲキサカ / 2014年10月31日 1時41分

[選手権予選]通信・単位制の第一学院、県1部リーグ首位の実力発揮して難敵突破:茨城

[10.29 全国高校選手権茨城県予選3回戦 第一学院高 1-0 常総学院高 ツインフィールド]

 第93回全国高校サッカー選手権茨城県予選3回戦が29日に行われ、ともに初優勝を狙う第一学院高と常総学院高との一戦は、CB西村達也(3年)の決勝点によって第一学院が1-0で勝った。第一学院は11月2日の準々決勝で前回王者の水戸啓明高と対戦する。

 現在、茨城県1部リーグでは鹿島学園高や水戸ホーリーホックユースなどを抑えて9勝2分3敗で首位。通信・単位制のメリットを活かして強化を進める第一学院はリーグ戦で実力の高さを示してきた。今年は新人戦でも3位と混戦の茨城を勝ち抜く力を十分に有している第一学院が、難敵・常総学院を退けて8強進出を果たした。

 チームの柱であるMF畠山翔太主将とMF原田大雅(ともに3年)の配球から、サイド攻撃を仕掛けて連係や10番MF杉山ビラル正将、FW宮川岳(ともに3年)らの突破力も交えて崩しにかかる第一学院は前半28分にスコアを動かす。杉山のCKのこぼれ球をMF徳田京也(3年)が背後へ落とすと、一度は相手DFにブロックされながらも西村がしぶとく押し込んで先制点をもぎ取った。

 1点を追う常総学院は後半、早い段階でボールを前線へ入れ、そのセカンドボールを収めてからの連続攻撃で第一学院に圧力をかける。第一学院は奮闘光るCB鈴木大地(3年)ら常総学院の粘り強い守備の前に追加点のチャンスを逃したこともあって、苦しい時間帯が続くことになった。ただ、第一学院は西村とCB堀籠駿弥(3年)がPAへ入ってくるボールをことごとく跳ね返し、高いクロスは184cmGK佐藤隼(3年)が安定したキャッチング。攻められている時間は長かったものの、就任1年目の佐々木将貴監督が「点も取れない試合でしたけれど、ボクはやられる気もしませんでした」と振り返ったように、相手に決定的なシーンをつくらせない。常総学院は終盤になっても運動量の落ちないMF鈴木優斗(2年)や10番MF鈴木凱斗(3年)、交代出場のFW池亀裕太、FW津志田祥亨(ともに2年)らが前線で激しい競り合いを繰り返し、FKを獲得する。そして181cmCB渡邊舜(2年)の高さなどを活かして同点を目指したが、最後まで第一学院ゴールをこじ開けることができなかった。

 第一学院は昨年も1-0で勝利している常総学院との一戦を再び1-0で勝利。佐々木監督は「昨年はFK一発だけでしたし、今回もこういうゲームになるだろうということを子供たちにも話していましたし、それを多く経験している子どもたちがいたので、それも分かって理解して戦ってくれたと思います」と我慢強く勝ち切った選手たちを讃えていた。第一学院は旧ウィザス高時代の10年、11年度に2年連続選手権予選準優勝。現在の3年生は中学3年時に県決勝の熱闘を見て入学してきた選手たちだ。それだけに西村は「3年前の決勝を見て入った人が多い。まずは決勝の舞台に立って優勝できるように頑張りたいです」。準々決勝の対戦相手は昨年度の選手権予選準々決勝、今年の総体予選準々決勝でいずれも1点差で敗れている水戸啓明。雪辱を果たして、頂点へまた一歩前進する。

[写真]第一学院は安定したGK佐藤ら中心に無失点勝利

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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