[MOM1179]徳島市立MF中峯正博(3年)_チーム救う2発と縦横無尽の動き

ゲキサカ / 2014年11月2日 9時6分

[MOM1179]徳島市立MF中峯正博(3年)_チーム救う2発と縦横無尽の動き

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.1 全国高校選手権徳島県予選準決勝 徳島市立高 2-2(PK7-6)鳴門高 徳島市球技場]

 左腕には巻くのは黄色いキャプテンマーク。背中に背負うのはエースの証である背番号“10番”。徳島市立高の重責を一手に背負うMF中峯正博(3年)が期待通りの活躍を見せ、チームを2年連続の選手権予選決勝へと導いた。

 序盤からその存在感は圧倒的だった。右サイドでボールを持つと、利き足である左足のアウトサイドで相手を遠ざけながら、一気にスピードに乗ったドリブルで縦へ突破。PAが近づくと急停止してから中央に切り込み、ゴール前の味方へパスを送った。だが、本人が自信を見せるのは「ドリブルが得意な選手は多いけど、僕はそんなに得意ではない。どちらかと言えば、FKとかCK方が得意。チームで唯一の左利きで、良いボールを入れられるように意識している」というセットプレー。前半23分にはPA右外で奪ったFKをFW岸田大世に預け、強烈なシュートを引き出すと、25分には自身の右CKのこぼれ球からFKを獲得。「先生(河野博幸監督)に枠に入れられたら、絶対に入るぞと言われたので取りあえず枠を狙った」と冷静にゴールの左隅に決めて先制点を奪った。

 指揮官が彼を買う部分は「日下翔太と中峯、吉川のスプリントの回数が多い。ジョギングではなく、ダッシュの回数が多いので、後半になると相手がバテる」という最後まで尽きない運動量。「もうちょっとボールをおさめて欲しいけど」という注文を付けながらも、「チャンスに絡む回数は本当に多い」と彼の貢献を評価する。この日の後半も前線から果敢に仕掛けながら、縦横無尽に動き回り、前からの守備でも奮闘した。

 そして、延長後半7分にはDF辻拓也が奪ったPKを任された。リードされた状況という緊張感のある状況だが、「インターハイでの後半のアディショナルタイムでもPKを蹴ったので慣れている」と全国高校総体での初戦、金光大阪高(大阪)戦でもPK戦に持ち込む同点PKを決めており、手慣れたもの。冷静にネットを揺らし、その時と同じようにPK戦での勝利へ持ち込んだ。

 次は総体に続く栄冠をかけた決勝戦。勝利は昨年、2回戦で涙を飲んだ全国の舞台に繋がっていく。「まだ小学生の頃だったんで、理由はあんまり覚えてないんですけど、初めてイチコウ(徳島市立)を見た時以来、ずっとここでサッカーをしたいと思っていた。高校生活の最後なんで、意地を見せたいし、応援してくれる人もたくさんいるので、次も絶対勝ちたい」と決勝でも自らの活躍で勝利を手繰り寄せるつもりだ。

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
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