[選手権予選]“浦東魂”浦和東が予感吹き消し、難敵正智深谷を撃破:埼玉
ゲキサカ / 2014年11月2日 23時57分
[11.2 全国高校選手権埼玉県予選準々決勝 正智深谷1-1(PK3-4)浦和東 駒場]
第93回全国高校サッカー選手権埼玉県予選の準々決勝が2日、駒場スタジアムで行われた。第1試合では浦和東高が正智深谷高を1-1から突入したPK戦を4-3で制し、4強に駒を進めた。9日に行われる準決勝では市立浦和高と対戦する。
浦和東を率いて2年目の鈴木豊監督には嫌な予感があったという。「正智さんと(今年のチームは)勝ち、負け、勝ちで来ていた。新人戦で勝って、関東大会予選で負けて、リーグ戦(S1リーグ)で勝っていた。嫌な巡りあわせだなと」。失笑をさそった鈴木監督は、「今日は選手がよくやってくれた」と口元をゆるませた。
試合を動かしたのも浦和東だった。後半16分、MF佐藤直輝(3年) がクロスを上げると、ニアでMF大澤潤矢(3年)がつぶれる。最後は「体が勝手にファーに動いてくれた。決めるだけだった」と話したFW松本雄太(3年)がヘディングで押し込み、先手を奪った。
だが正智深谷も意地を見せる。後半27分、MF小島遥(2年)のシュートはDFに阻まれたが、こぼれ球をFW福井康太(3年)が豪快に蹴り込み、試合を振り出しに戻してみせた。
1-1のまま延長戦に突入。しかし決着は付かず、勝敗の行方はPK戦に委ねられることになった。2人ずつが外して迎えた4人目、浦和東は延長戦に入ってPKを外していたMF岩出拓也(3年)が蹴る。「止められたままでいいのか」と鈴木監督に送り出されていた岩出が今度は難なく成功。流れを引き寄せると、6人目のPKをGK豊田駿(3年)が止めて、PK戦勝利へ繋げた。
正智深谷のミドルシュートがクロスバーを叩くなど、序盤はヒヤヒヤした浦和東だが、しっかり勝ち切る勝負強さを見せた。そこには夏に味わった苦い経験があると鈴木監督は話す。「総体(1回戦)で(準優勝の)大津さんにボコボコにやられた。やっぱり選手たちにも、もう一回あの場所に戻りたいという思いがあると思う。もちろん決勝に進んだチームですから、大津さんは強かった。でも跳ね返されたことで、もう一度トライしようという気持ちになれた。大会の後の遠征で強豪校と試合をやって負け続けたことも、いろんなシミュレーションになっているのかなと思います」。転んでもただでは起き上がらない。“浦東魂”で全国まで突っ走る。
(取材・文 児玉幸洋)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2014
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
Rマドリードがシュート数8―34もPK戦でマンCを撃破 「これしかなかった」とアンチェロッティ監督
スポニチアネックス / 2024年4月18日 12時0分
-
8年前、五輪出場に貢献した浅野拓磨がパリ五輪出場目指すU23代表にエール「常に決勝戦のような感覚で」
スポーツ報知 / 2024年4月17日 5時0分
-
[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
-
首位町田をねじ伏せた広島MF満田誠が払拭PKのトラウマ “小さな巨人”が見据える未来【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年4月10日 7時30分
-
ビルバオがマジョルカとのPK死闘を制してコパ・デル・レイ制覇! 40年ぶり24回目の栄冠
ゲキサカ / 2024年4月7日 9時8分
ランキング
-
1【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
NEWSポストセブン / 2024年4月19日 7時13分
-
2元日ハム投手が水原容疑者との関係を激白 初来日で受けた手厚い対応「イッペイがいなければ…」
THE ANSWER / 2024年4月19日 10時14分
-
3ネリ、日本人への謝罪はなし「90%が俺の体重超過を願っている」 過去の薬物疑惑は「全くの白だ」
THE ANSWER / 2024年4月19日 15時33分
-
42位上野菜々子「体の調子は良くなかった」 それでも好発進を決めた意外な理由「ちょうどよかった」
THE ANSWER / 2024年4月19日 19時4分
-
5【ソフトバンク】山川穂高〝驚速〟の4号3ラン メジャー一流クラスの打球速度182キロ
東スポWEB / 2024年4月19日 20時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください