[選手権予選]済美は決定機連発も1点遠く・・・全国切符逃す:愛媛
ゲキサカ / 2014年11月10日 20時12分
[11.8 全国高校選手権愛媛県予選決勝 松山北高 1-0 済美高 ニンスタ]
試合後、済美高のロッカールームからは「このメンツで負けるなんて・・・」という声も漏れてきていた。立ち上がりから立て続けに決定機をつくり出すなど内容で圧倒していた済美だったが、後半開始直後に奪われた1点を取り戻すことができずに0-1で敗戦。選手たちは視線を上げることができなかった。
準々決勝の今治北高戦を5-1、準決勝の大洲高戦を6-0で制して堂々の決勝進出。新人戦県大会3試合で23ゴールをたたき出して優勝している済美は圧巻の攻撃力で勝ち上がってきた。決勝でも立ち上がりから注目MF福本拓海(2年)やMF高本翔(3年)を中心とした怒涛の攻撃を展開。サイドをドリブルやパス交換で切り崩し、決定機をつくり出したが、17分にFW真鍋将太(3年)が放ったループシュートがクロスバーを叩くなど、シュートの精度を欠いて前半を0-0で折り返してしまう。
後半開始から今大会得点ランキング首位のFW徳井稜とFW曽根晃太(ともに2年)を同時投入して1点をもぎ取りに行ったが、「前線で前向かせたらドリブルで仕掛けて来るのは分かっていたので、粘り強く外へ外へ追い出して行くこととファーストディフェンスをはっきりさせることを決めて、そこから2人目、3人目と準備すれば最後は絶対に中に入ってくるから。ゲームの中ではっきりさせていました」(渡部晃久監督)という松山北のゴールを最後まで破ることができなかった。
主将のCB三木成和(3年)は「支えてくれた人たちに申し訳ない。全国へ行きたかったです」。悔しい思いをした2年生たちが来年、全国切符を取り返す。
[写真]注目MF福本中心に相手ゴールに迫った済美だったが・・・
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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