[選手権予選]名将・小嶺総監督も認める姿勢、長崎総科大附が4-0勝利で3連覇王手:長崎
ゲキサカ / 2014年11月25日 21時20分
[11.9 全国高校選手権長崎県予選準決勝 長崎日大高 0-4 長崎総合科学大附高 百花台公園サッカー場]
第93回全国高校サッカー選手権長崎県予選は9日、雲仙市の長崎県立百花台公園サッカー場で準決勝を行い、3連覇を狙う長崎総合科学大附高が長崎日大高に4-0で快勝。長崎総科大附は16日の決勝で海星高と対戦する。
国見高、島原商高を全国王者に導いてきた名将・小嶺忠敏総監督や国見の選手として日本一を経験している定方敏和監督の下、近年メキメキと力をつけてきている長崎総科大附。今年に関しては小嶺総監督も「今まではサッカーに対する考え方がなっていなかったから。服装もでたらめだし、時間には遅れてくるし。歴史がなかったから、私が国見にいた最初の頃と一緒だからね。(だが今年)練習に臨む姿勢、試合に臨む姿勢はだいぶ良くなってきた。その中で彼らは彼らの力を最大限に発揮していると思う」と目を細めるチームになっている。長崎総科大附はこの日、前半終了間際に先制点を奪うと、試合終盤にも着実に加点して快勝した。
長崎総科大附は試合開始直後、FW中島成斗(2年)が敵陣でインターセプトすると、それを追い越してPAへ飛び込んだ13年U-17日本代表候補FW安藤翼主将(3年)が決定機を迎える。さらに4分には右サイドを抜け出したFW日野友貴(2年)の右足シュートが左ポストを叩いた。安藤が「相手が上手くてパスを回してくるチームだったので、自分たちは泥臭く前からプレスして、奪ってカウンターと言う狙いを持って、それを徹底して行こうと言っていました」という長崎総科大附はカウンター、クロス、セットプレーから次々とシュートシーンをつくり出してくる。
対する長崎日大は「OK!」と声を発すれば確実に豪快なヘッドでボールを跳ね返していたCB野村龍司(3年)や、切り替えの速い攻守が印象的だった左SB高橋大寿(2年)ら中心に我慢強い守り。相手の先制点を何とか阻止した長崎日大は、攻撃面でも最終ラインやMF馬場海斗(2年)らが丁寧にボールを動かし、反撃に繋げる。34分にはカウンターから右サイドで高橋が1人かわし、右MF山田大貴(3年)のクロスをFW井原楓人(2年)が右足で合わせた。
だが、前半を通して主導権を握っていたのは長崎総科大附の方。前線でボールを収める安藤やMF洪準基(3年)が攻撃時間やアタックする回数を増やし、右DF出道元太(3年)から決定的なクロスボールも入っていた。そして迎えた36分、長崎総科大附は相手のクリアボールを拾うと、洪が左サイド後方からクロス。これに走りこんだ出道が頭で押し込んで先制点を奪った。
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