[選手権予選]「期待の年代」佐野日大が4発快勝、矢板中央とのリベンジマッチへ:栃木
ゲキサカ / 2014年11月12日 8時17分
[11.8 全国高校選手権栃木県予選準決勝 足利工大附高 0-4 佐野日大高 栃木グ]
第93回全国高校サッカー選手権栃木県予選準決勝が8日、栃木県グリーンスタジアムで行われた。一昨年の代表校で総体予選準優勝の佐野日大高は同ベスト4の足利工大附高を4-0で下し、決勝へと勝ち進んだ。
準々決勝から先発メンバーを大きく入れ替えて臨んだ佐野日大だったが、「最初から点数を取りにいこう」と斉藤芳幸監督が試合前に声を掛けた通り、試合序盤から相手陣内へと攻め込む。
佐野日大は、この試合でスタメンに抜擢されたMF石塚陽兵(3年)、MF本多孝至(3年)のダブルボランチと、トップ下のMF磯貝瞭を中心に中盤でボールを繋ぎ、右MF津布樂飛雅(3年)と左MF青柳淳耶(3年)がサイドアタックから攻撃の形を作る。さらに、左SB宇都木峻(3年)と右SB片倉佑基(3年)も高い位置まで攻め上がり、攻撃に厚みを持たせた。前半10分には津布樂の左CKをCB國西達也主将(3年)が頭で合わせる。これは右へと外れたが、相手ゴールをいきなり脅かした。すると、佐野日大は14分に、左サイドを駆け上がった宇都木がDFとGKの間を狙う絶妙なクロスボールを入れると、FW櫻田亮太(3年)が右足で合わせ、先制点を奪うことに成功。この得点で勢いに乗った佐野日大は、22分にも宇都木の右CKから國西が頭で合わせ、早い時間帯でリードを2点とした。
一方の足利工大附は2トップのFW源田和輝(2年)、FW新井魁(1年)を軸にカウンターを仕掛け、前半で1点を取り返すべく攻撃を仕掛ける。29分には右サイドを突破した新井が右足でシュートを放つが枠の外。39分にもMF吉原隼加(2年)がゴール正面で得たFKを左足で直接狙ったが、GK五味田大輝(3年)の正面を付いてしまいネットを揺らせなかった。
後半も佐野日大が試合の主導権を握る。12分には、CB渡邊裕次郎(3年)のパスに反応した青柳が冷静にループシュートを決め3点目。その後も中盤で素早くプレスを掛けてボールを奪うと、1トップに位置する櫻田のポストプレーから攻撃を組み立てた。23分には磯貝が左サイドから中央へと切り込み、右足でシュートを放つ。惜しくもこれは相手GK大美賀翔(2年)にセーブされたが、リードを広げても貪欲に得点を狙いにいった。
何とか1点を返したい足利工大附は前半同様、カウンターから攻撃を仕掛けたが、相手守備陣を崩すことができず、時間だけが過ぎていく。39分には吉原が相手GKのポジションニングを見てハーフラインからゴールを狙うが、枠を外れてしまい、万事休す。
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