[選手権予選]鹿実の猛攻食い止め、木場鮮烈ゴール・・・樟南CB下堂「楽しかった」:鹿児島
ゲキサカ / 2014年11月13日 15時37分
[11.12 全国高校選手権鹿児島県予選準々決勝 鹿児島実高 1-1(PK5-6)樟南高 鹿児島県サッカー・ラグビー場A]
帝京高(東京)時代に全国高校総体決勝でFW平山相太(現F東京)をマンマークした経歴を持つという樟南高・杉本勇樹監督が、「平山にしか見えなかった」というほど脅威に感じていた191cmFW前田翔吾(3年)を中心とした鹿児島実高のパワフルな攻撃。加えて鹿児島実は森下和哉監督が試合前に「(全国総体準々決勝で敗れた反省から)攻撃のバリエーションを増やしてきました」と語っていたように、相手CBをサイドへ引き出してからループパスで中を獲りに行く攻撃など、高さ、スピード、テクニックを活かした多彩な攻撃で1点を獲りにいっていた。
ただ、樟南は「高さでは自分がやるしかないと思っていた」というCB下堂龍聖(3年)とCB伊藤大河(2年)中心に対抗。相手のパワフルな攻撃にも何度か競り勝ち、たとえ競り負けても最後まで諦めずに身体をぶつけるなど我慢強い守りで食い下がる。決定的なシュートも身体を投げ出してブロックするなど0-0のまま試合を進めると、後半25分に杉本監督が「アイツはテクニックがあって、足も速くて、ヘディングも結構強くて3拍子そろっている」というFW木場龍之介(3年)がカウンターから個人技で鹿児島実DF陣を翻弄して右足で先制ゴール。そして試合終盤に追いつかれて相手を勢いづけてしまいながらも、PK戦では「勇気持って蹴ってくれた」(杉本監督)という選手たちが2人目から6人連続で成功し、GK藤滉介(3年)が2本を止めて白星をもぎ取った。
鹿児島実に個々のレベル差を見せつけられていたものの、それでも下堂は「楽しかったです。普段強いチームとできない。いつもそこまで行けていないので(微笑)」と1点に抑えてPK戦勝利。参戦している県1部リーグでは鹿児島実の2ndチームと戦っている樟南だが、トップチームとの対戦の中で個々、チームが最大限の力を発揮して大きな大きな白星を手にした。
[写真]後半25分、樟南は木場が先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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