失点につながるクロスを上げさせたことを後悔する酒井
ゲキサカ / 2014年11月19日 0時58分
[11.18 キリンチャレンジ杯 日本2-1オーストラリア ヤンマー]
左SBで先発したホンジュラス戦に続き、オーストラリア戦ではDF内田篤人の欠場に伴って右SBとして4度目の先発。アギーレジャパンの6試合すべてに出場し、そのうち5試合に先発フル出場と躍進中のDF酒井高徳(シュツットガルト)が、試合後は複雑な顔を見せた。
「勝ったことはうれしい。でも、これだけ自分のサイドからクロスを上げられるシーンができたのに、アシストの記録が付かないというのはすごく悔しい。それが一番」
酒井が振り返ったように、先発した5試合ともクロスがなかなか得点に結びついていない。後半14分、ペナルティーエリア内のスペースに向かって蹴ったクロスは球質やコースなど相手にとって非常に危険なボールだった。しかし、FW乾貴士のヘディングシュートは惜しくもバーの上を越えた。
ただ、一度や二度の不成功でガッカリしているわけにはいかない。「あのへんに入れるというのは考えていたし、人が入っていたというのが良かった。続けていくのが大事だと思う。どんどんチャレンジしていく中で結果が出るのを待ちたいと思う」と気を取り直している。
反省すべき点もあった。2-0で試合を締めくくろうかという後半アディショナルタイム。相手の左SBアジズ・ベヒッチにクロスを上げられ、天敵ティム・ケーヒルにヘディングシュートを決められた場面だ。
「あのクロスに対しては、出ようか出まいかちょっと迷ってしまった。中にケーヒルがいるのは分かっていたし、高さがあるのも分かっている。最後のほうはオーストラリアもボールを蹴り込んできていたので、少しくらい形を崩してでもだれかがクロスに対して出て、簡単に上げさせないということをしないといけない」と唇を噛んだ。
右SBには膝に不安を抱える内田、左SBには今回は招集されていないDF長友佑都がいる。越えるべき壁は高い。けれども、年内の6試合で酒井がコンスタントに出場し、徐々に及第点のプレーを見せているということは大きなアピールになったはずだ。
「代表で一緒にやっている(太田)宏介、マツケン(松原健)、(内田)篤人くんも(長友)佑都くんもみんなそれぞれに良いところがある。ホンジュラス戦では篤人くんの良さを見つけて、今回はそれを忠実に表現してみたら、(本田)圭佑くんともうまくコンビネーションを取れた。篤人くんから学べた」。伸び盛りのサイドバックは謙虚にそう言った。
(取材・文 矢内由美子)
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