劇的AT弾の鳥栖DF小林「狙いどおりに食い付いてくれた」

ゲキサカ / 2014年11月29日 20時8分

劇的AT弾の鳥栖DF小林「狙いどおりに食い付いてくれた」

[11.29 J1第33節 鳥栖1-1浦和 ベアスタ]

 出番は突然やってきた。後半22分、浦和FW李忠成をPA内で倒してしまったDF菊地直哉が退場に追い込まれてしまう。さらに、そこで与えたPKをMF阿部勇樹に沈められて、1点のリードを許した。数的不利に陥ったサガン鳥栖はDF小林久晃を菊地の抜けた最終ラインへと送り込んだ。

 35歳のベテランDFは、しっかりと気持ちの準備をして試合に入っていた。「菊地は肩をケガをしていて、今日の試合も出られるかどうか分かりませんでした。だから、いつも以上にいつ出て大丈夫なように準備だけはしていました」と語ると、1点のリードを許した状況での投入に、「これ以上、離されたらチャンスはないと思っていたので、まずは失点しないことを心掛けました」と守備に重心を置きつつ、同点となるチャンスを伺っていた。

 1人少ないながらも浦和の攻撃を体を張って防ぎ、追加点を許さないまま試合を進めるが、同点に追い付くこともないまま、後半アディショナルタイムを迎えた。しかし、ここで小林が大仕事をやってのける。ラストワンプレーというセットプレーで、MF藤田直之のCKに反応するとヘディングで合わせて同点ゴールを叩き込んだ。

「浦和の選手がタイトについてくるので、そこを利用しました。1回ニアに行くと見せかけて止まったら食い付いてくれたので狙いどおりでしたし、そこに藤田が良いボールを上げてくれたので流し込むだけという感じでした」と値千金の同点弾を笑顔で振り返った。

 この試合を引き分けたことで優勝の可能性は消滅し、ACLに出場するにはG大阪がリーグ戦と天皇杯を制す必要があり、他力が必要な状況となった。しかし、「今日は勝ちたかったので悔しい思いの方が強いので、その気持ちを最終節にぶつけたいし、他力ですがチャンスがある限り頑張りたい」とわずかな可能性がある限り、上のステージを目指すことを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
[J1]第33節 スコア速報

ゲキサカ

トピックスRSS

ランキング