[プレミアリーグEAST]青森山田が最低限の“ノルマ”完遂、プレミアリーグ残留へ大きく前進

ゲキサカ / 2014年12月2日 9時4分

[プレミアリーグEAST]青森山田が最低限の“ノルマ”完遂、プレミアリーグ残留へ大きく前進

[11.30 プレミアリーグEAST 柏U-18 0-0 青森山田高 柏]

 青森山田高が王者・柏レイソルU-18から勝ち点1を奪取。プレミアリーグ残留へ大きく前進した。この日は全国高校総体優秀選手のCB菊池流帆(3年)とMF岸本悠生(3年)を欠いていたが、黒田剛監督が「良く辛抱した。最終ラインも良く頑張ったけれど、中盤のコンパクト性が良かったのかな」という90分間。特に前半はMF山下優人やMF野口雄輝(ともに3年)を中心としたポゼッションで主導権を握って攻めると、野口がポスト直撃のFKを放ち、FW木戸隆生(3年)の突破から野口が決定的なシュートを放つシーンもあった。後半はボールを握られてシュート数こそエースFW丹代藍人(3年)の右足ミドルによる1本のみに終わったが、それでもCB平松遼太郎(3年)や攻守に運動量のあった木戸や右SB小笠原学主将(3年)中心に集中した守りを見せると、カウンターから敵陣深く攻め込み、チャンスもつくり出した。

 そして目標である勝ち点1を奪取。黒田監督は「こんなに勝ち点1の欲しいゲームは初めて」と苦笑していたが、この日勝ち点1を積み上げたことは大きな意味がある。勝ち点21、得失点差プラス6とした青森山田は1試合を残して6位で、7位・JFAアカデミー福島U18は勝ち点20で得失点差ゼロ、8位・コンサドーレ札幌U-18は勝ち点20で得失点差マイナス15、そして降格圏の9位・三菱養和SCユースは勝ち点18で得失点差はマイナス3。最終節でJFAアカデミー福島と三菱養和が対戦することもあり、得失点差でも優位に立つ青森山田は鹿島アントラーズユースとの最終節で大敗しない限りはプレミアリーグ残留が決まる。

 高体連のチームで11年のプレミアリーグ初年度から同リーグに残っているのは青森山田と流通経済大柏、そしてWESTの東福岡高、富山一高の4校だけ。雪国・青森で毎年全国トップレベルのチームをつくり上げている青森山田だが、Jクラブユースや強豪校とのホーム&アウェー戦が強化の場となっているのは間違いない。プレミアリーグ残留は来年度以降の世代にとっても重要。それだけに、残留へ向けた選手たちの気合いは、この日も試合開始前から非常に高まっていた。野口は「きょう負けて最終節まで長引かせたくない。(柏U-18に)勝って優勝を喜ばれるのは嫌というのもあったし、自分たちは引き分けでも残留がほぼ確定ということで絶対に負けられないというのがあった。選手権に向けても、負けて流れを悪くしたくなかった」。球際の激しさ、運動量、そして随所で発揮した技術と連動性。得点を奪うことはできなかったが、気迫溢れる戦いで最低限のノルマを達成した。

 黒田監督は「もう1試合ある」と気を引き締める一方で、今年のチームの選手権での躍進に期待を寄せる。「きょう相当気合入っていたと思う。本当に負けられないというゲームになったら力は発揮できるものだから。(今年のチームは)インターハイも頑張っていたし、結束力のあるチームなので。(昨年から主力の3年生が卒業して)今年どうかなと思ったけれど、3年生中心にコーチングとか厳しくやれているので、選手権はちょっと期待したいと思っている」。まずは一週間後、しっかりとプレミアリーグ残留を決めること。そして選手権日本一へ向けた準備を進める。

[写真]MF霞がスライディングでボールをカット。青森山田は集中した守りで勝ち点1をもぎ取った

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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