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国内での代表戦初出場を切望するGK関口「この機会を生かしたい」

ゲキサカ / 2014年12月2日 22時35分

国内での代表戦初出場を切望するGK関口「この機会を生かしたい」

 千葉合宿の2日目、フットサル日本代表のGK3選手は、FPより1時間早く練習会場に行き、トレーニングを行った。この特別練習で止めるのは、フットサルボールだけではない。小森隆弘コーチがラケットを使って打つ、テニスボールにも懸命に食らいついた。アジア選手権決勝のイラン戦で、獅子奮迅の活躍を見せたGK関口優志(北海道)も、体のあらゆる場所を使って、飛んでくるテニスボールを次々と弾いた。

「テニスボールを使ったメニューは、クラブでもやっています。まったく同じメニューではないですけど。イラン戦のセーブは、この練習だけでできたわけではないと思いますが、こういう練習を含めてやってきた賜物だと思います」

 代表合宿で刺激を受けるのは、斬新な練習メニューだけではない。先輩ゴレイロであるGK川原永光(浜松)、GK藤原潤(浦安)のプレーからも、多くを吸収している。

「僕とはスタイルも違うと思いますが、川原さんは僕よりも体が大きいですが、反応は早いですし、フットサルを知っているというか、構えるタイミングなどは勉強になりますね。(藤原)潤さんも似た部分がありますが、面をつくる動作が本当にうまい。そういうところは、試合以上も練習のときの方が学べるんですよ」

 さまざまな経験を伝えてくれる先輩は、同時にポジション争いのライバルでもある。今回のトレーニングキャンプには17人が呼ばれているが、クロアチア戦に招集されるのは14人のみ。GKは2人になることが濃厚だ。「僕も、ゴレイロは2人になると思っています」と言う関口は、「日本で試合ができる機会はなかなかないので、もちろん僕も入りたいというのは強く思っています。(川原と藤原は)ライバルであり、仲間ですが、そこはシビアに捉えて、頑張ってメンバーに残りたいと思います。クロアチアは世界でも強豪ですし、戦ってみたいですよ。でも、何より日本での代表戦に出てみたいので、この機会を生かしたいです」と、国内での代表戦初出場を切望した。

(取材・文 河合拓)

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