[MOM1237]前橋育英MF坂元達裕(3年)_名将も「今一番いい」と絶賛するレフティーが4得点に絡む大活躍

ゲキサカ / 2014年12月14日 20時58分

[MOM1237]前橋育英MF坂元達裕(3年)_名将も「今一番いい」と絶賛するレフティーが4得点に絡む大活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 立正大淞南高 2-4 前橋育英高 広島皆実高G]

 鈴木徳真、渡邊凌磨とU-17W杯に出場した逸材の居並ぶ前橋育英のMF陣だが、この日の主役は間違いなく坂元達裕だった。

 山田耕介監督も「今、一番いいですもんね。切れ味がある。選手権予選からずっといい。余裕ができたというか、周りを見られるようになった」と顔をほころばせる。小柄なレフティーが、立正大淞南高戦では4得点すべてに絡む活躍を見せた。

 28分の1点目は本人が意識しているという“3人目の動き”が奏功。パス&ゴーでエリア内に飛び出し、左足で左隅に流し込んで見せた。

 後半8分の2点目は渡邊凌のパスを右サイドで受けると、キックフェイントでマークを剥がして左足を一閃。「カットインして左でクッとシュートを打つのが持ち味」(山田監督)という坂元の“らしさ”が出た。「いつもだったら多分パスを出している。最近は自分のプレーができるようになってきて、打てば入るかなと思って打った」(坂元)という、自信の表れでもあった。

 坂元と渡邊凌は遠征先のホテルが同部屋で、「ずっと一緒に行動している」(渡邊凌)という仲良しコンビ。当然サッカーの話をする時間も多いという。2点目は「しっかり足元に出してほしいという要求があったので応えた。タツ(坂元)の持ち味であるドリブルを活かすには、スペースじゃなくて足元の方がいい」(渡邊凌)という狙い通りの形だった。

 後半20分の3点目は自分でも打てる形だったが、外に落として青柳燎汰のゴールを冷静にアシスト。山田監督も認める“余裕”を見せた。

 そして26分の4点目は渡邊凌が坂元に要求していた形だった。「タツがカットインしたときに、逆サイドは常に見ていてくれと言っている」という左サイドの渡邊凌に、坂元が大きくサイドチェンジ。渡邊凌が後ろに落として、左SB渡辺星夢のミドル弾を演出した。

 坂元は中学時代にFC東京U-15むさしでプレーしていたが、昇格を逃して前橋育英に入学した。しかし結果的にはそれが彼の成長を促した。「正直、ユースに上がれなくて良かった。1年の時に北村(仁)コーチの下でやって、自分のプレーが変わり出して、いいプレーをできるようになった。本当に育英へ来て良かった」という彼の言葉に、強がっている様子はまったくない。

 逸材揃いの前橋育英だが、167㎝の小兵がその中でも際立つ存在として浮上しつつある。

(取材・文 大島和人)▼関連リンク
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